昨年、スーパーGT500クラスで3年ぶりにタイトル奪還を果たしたブリヂストンが3月6日、都内で2017年のモータースポーツ活動計画発表会を開催。ブリヂストンユーザーの平手晃平、安田裕信が登壇し、佐藤琢磨もビデオメッセージで今季のタイヤへの期待を語った。
今シーズンのブリヂストンはスーパーGT500クラスに参戦する9台にタイヤを供給し、昨年の10台から1台減少(ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT分)。GT300は昨年の2台に加え、レクサスRC F GT3で参戦でするLM Corsa、そしてメルセデスAMG GT3で参戦するK2 R&D LEON RACINGの2台が加わり4台に増加。今年は合計13台のブリヂストン装着車がスーパーGTに参戦する。
4輪レースではニュルブルクリンク24時間や全日本ジムカーナ、全日本カートなどでブリヂストンは活動を行い、2輪ではFIM 世界耐久選手権に参戦する2チームへタイヤを供給。全日本ロードレース、鈴鹿8時間耐久ロードレースなどでも引き続き、活動を継続する。
都内で開催された発表会では昨年GT500でタイトルを獲得し、今季もLEXUS TEAM SARDから継続参戦する平手、そしてTEAM IMPULで4年目となる安田が登壇。
平手が「今年のクルマはレギュレーション変更でダウンフォースが25パーセント減るので、メカニカルグリップが重要になる。車両も新しくなり、テストでもすでに昨年までのダンパーが使えなくなったり、タイヤへの負担が大きくなるのでタイヤは開発の大きなポイントになる」
「今年はダウンフォースが少ない分、タイヤのキャラクターが素直に出やすい。今年はタイヤに求められるものが多い」と今季のGT500マシンとタイヤの開発の重要性について説明。