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クルマ ニュース

投稿日: 2022.08.29 18:15

ルノー、人気SUV『キャプチャー』にも独自開発の“E-TECH HYBRID”を搭載。燃費も22.8km/Lに

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クルマ | ルノー、人気SUV『キャプチャー』にも独自開発の“E-TECH HYBRID”を搭載。燃費も22.8km/Lに

 世界累計170万台以上が販売された大ヒットBセグメントSUVの2代目として、2021年にも日本上陸を果たした『ルノー・キャプチャー』に、F1由来のテクノロジーがふんだんに盛り込まれ、実に150以上の特許を取得したというフルハイブリッドシステム“E-TECH HYBRID”仕様が早くも登場。軽量コンパクトでダイレクトなフィーリングを武器とする独自機構により、レスポンスの良い爽快な走りを実現しつつ、輸入車ハイブリッドSUVとしてセグメント最良22.8km/L(WLTCモード)の省燃費性能も達成し、この9月1日より発売が開始される。

 この2代目キャプチャーより、新たにルノー・ニッサン・ミツビシのアライアンスにより新開発された軽量高剛性プラットフォーム“CMF-B”を採用。軽量高剛性で遮音性に優れたシャシー性能はもとより、最新の電動アーキテクチャーを組み込むことが可能な高い汎用性も特徴とする。

 その心臓部として新たに採用されたE-TECH HYBRIDは、クーペSUVの『アルカナ』をはじめ、基幹車種の『ルーテシア』に続く搭載となり、システム構成はルノー独自のものに。メインの動力源となるE-モーター(36kW/205Nm)とHSG(ハイボルテージ・スターター&ジェネレーター(15kW/50Nm)という2基の電動モーターに加え、1.6リッターの直列4気筒自然吸気エンジン(94PS/148Nm)に電子制御ドグクラッチ・マルチモードATをドッキングする。

 このNAエンジンもアライアンス・ユニットの『HR16』を採用するが、独自のハイブリッド機構に組み合わせるためエンジンマッピング、ピストン、コンロッド、クランクシャフトなど複数のパーツを新開発するなど最適化が図られている。

 そしてこのハイブリッドシステムを特徴づける電子制御ドグクラッチ・マルチモードATは、モータースポーツ由来のドグリングを使用した機構で、一般的なクラッチやシンクロ機構を省き、大幅な軽量化とコンパクト化を実現。モーター側で2枚、エンジン側で4枚のギアを持ち、発進低速時にはモーターを、中速域ではモーターとエンジンの協調制御で、そして従来のハイブリッドが苦手としてきた高速域では巡航効率に優れるエンジン側をメインとし、追い越し加速時にはモーターのアシストを加えるなど双方の動力源から効率的に駆動力を引き出すことが可能となった。

 また駆動用バッテリーには250Vの電圧を誇る1.2kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。回生ブレーキでのエネルギー回収などマネジメント面においても、ルノー/アルピーヌF1で培ってきた経験とノウハウを活用し、F1マシンを速く走らせるための膨大な走行データをAIを使ってシミュレーションしたソフトウェアを、このE-TECH HYBRIDの開発に転用。モーターとエンジン、それぞれが得意な分野を協調させ、各領域で最大限の性能を引き出すことが可能となっている。

『ルノー・キャプチャー』の心臓部として新たに採用された“E-TECH HYBRID”は、クーペSUVの『アルカナ』を始め、基幹車種の『ルーテシア』に続く搭載となる
この2代目より、ルノー・ニッサン・ミツビシのアライアンスにより新開発された、軽量高剛性プラットフォーム“CMF-B”を採用

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