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国内レース他 ニュース

投稿日: 2021.04.08 16:11
更新日: 2021.04.09 17:11

Floral Racing with ABSSA 2021スーパー耐久シリーズ第1戦もてぎ レースレポート

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国内レース他 | Floral Racing with ABSSA 2021スーパー耐久シリーズ第1戦もてぎ レースレポート

【3月19~21日開催のスーパー耐久開幕戦:茂木レポート】

 2020年のスーパー耐久シリーズTCRクラスでシリーズチャンピオンを獲得した植松忠雄選手率いるFLORAL Racingと、海外戦(PCCA/GT Asia/マカオGP/WEC/ル・マン24時間など)の経験豊富で、公式戦200戦以上の経験を持つ澤圭太が2019年に立ち上げた自チームABSSA Motorsportがタッグを組み、First Garage様所有の『マクラーレン720S GT3』でスーパー耐久シリーズST-Xにフル参戦となった2021年、昨年末からの水面下での準備、体制発表を経て、2月末の公式テストに参加し確かな手ごたえを掴んだチームは開幕戦ツインリンク茂木にて開催された週末へ挑んだ。

■公式練習~予選

 公式テストからトランジットエンジニアリング+マクラーレン・カスタマーレシングのタッグでのメンテ体制によってトラブルを未然に防ぎながら、貴重な走行時間をセットアップとドライバー間の確認、チーム全体のエンジニアリングやランプランの構築の精度アップに費やす。

 まだまだ役割分担など精査の余地はあれば、6台いるST-Xの中でもつねに上位のタイムを出しながらセッションを進行、土曜日に行われた公式予選ではAドライバーの植松選手が1分51秒台の素晴らしいタイムで2番手、続くBドライバーの澤も1分50秒台で5番手のタイム、2名の合計タイムで争う予選は2列目クラス(総合でも)3番手で通過し日曜日の決勝レース(5時間)を迎えることとなった。

■決勝

 朝から予報どおりの生憎の天候となった日曜日、急きょスタート進行前にウォームアップセッションが設けられた。

 ここでマクラーレン720S GT3のウエット路面走行経験のある澤が決勝用のセットアップとバランスを短い時間で確認。

 セッション後半はスタートドライバーの植松選手に交代、今年からシリーズワンメイクタイヤとして新導入となるハンコックのレインタイヤを初装着し、決勝直前の限られたなかでバランス確認をする。

 引き続き雨が降り続くなかで11時30分に5時間の決勝はスタート。序盤は雨も多くはなく小康状態、小雨天の際のウエットタイヤの摩耗に少し不安を抱えていたので様子見でポジションをキープする。

 他ライバルチームもAドライバーが出走することが多いなか、段々ペースを上げていき、4番手から3番手、そして2番手へとポジションをアップ。予定どおりに1時間15分経過時点でCドライバーの川端伸太朗選手へと繋ぐ。

 ライバル勢のペースダウンや他クラスとの接触によるペナルティなどで混乱するなか、想定どおりのペースで川端選手が難しいウエットコンディションのなかを力走。ピット交代のタイミングあってスティント中盤から総合でもクラスでもトップに躍り出る。

 コースは雨がどんどん強くなり、コースアウトする車両が増えたためにセーフティカー(SC)が導入される。ここでいち早く動いたのがライバル勢で、FLORAL with ABSSAはSCラン2周目に、予定より早めのスタート後約2時間15分でピットイン。Bドライバーの澤へと交代する。

 しかし、ピットアウトしようとしたところでSCランの集団のストレート通過とタイミングが重なってしまい、ピット出口の信号で停められてしまう。この流れでトップ交代となり、ふたたびクラス2番手へと落ちてしまう。

Floral Racing with ABSSAの290号車Floral UEMATSU FG 720S GT3
Floral Racing with ABSSAの290号車Floral UEMATSU FG 720S GT3


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