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国内レース他 ニュース

投稿日: 2021.05.10 17:39
更新日: 2021.05.10 18:10

ブリヂストン TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2021第2戦富士 レースレポート

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国内レース他 | ブリヂストン TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2021第2戦富士 レースレポート

西澤嗣哲が2戦連続で3位表彰台へ、咲川めりの追い上げに衆目が集まる

開催場所:富士スピードウェイ
開催日:2021年5月8~9日

 第2戦のステージは富士スピードウェイ。もっとも多くのエントリーを迎えてきたサーキットだけに、今回もオープンクラスには57台がエントリーした。フルグリッドは45台なので、そのままだと12台が予選落ちとなる計算だ。
 
 今年も富士スピードウェイに、モータースポーツを楽しむアマチュアドライバーが終結したわけだ。気温は20℃前後、路面温度もそれほどは上昇せず、オープンクラスのドライバーにとっては安定したコンディションで走りに集中できる予選・決勝だった。

●予選

 エントリー台数が多かったため、予選は2組に分けて行われた。組分けは単純に交互に割り振ったものではなく、開幕戦での成績を考慮したものだった。

 1組ではベテラン#209五賀貴男(YH)がトップタイムをマーク。開幕戦でも予選4位と競争力を見せるBRZ乗りが制してみせた。2番手には昨年もチャンピオン争いに加わっていた#124西澤嗣哲(ブリヂストン)が入り、3番手は#27泉竜太(YH)となった。予選2組がスタートする頃、日差しが強くなり、路面温度も上がっていった。
 
 その影響もあり1組を上回るタイムが記録された。トップタイムは昨年のシリーズチャンピオンである#559岡田整(YH)で、五賀選手のタイムを0.7秒以上上回り、ポールポジションを獲得。2番手には#310岡田友輔(DL)、3番手はチームメイトの#870塙瞬佑(DL)となった。
 
 トップタイムで上回った2組が奇数グリッド、1組が偶数グリッドからのスタートとなる。トップ10のブリヂストン装着勢は、4番グリッドからスタートする西澤の他、7番グリッドに着く#19咲川めりの2台となった。

●決勝

 昨年のチャンピオンである岡田選手はポールポジションからスタートを決めると、後続のマシンを引き離していった。フロントローからスタートの五賀選手は、スタートにやや出遅れてしまい、4番手へと順位を落とした。逆に先行したのは4番グリッドの西澤で、一気に2番手へとジャンプアップした。そこに3番手の岡田を加えた4台がトップグループを形成しレースは進んでいった。

 上位陣の中で注目を集めたのは、咲川だった。レギュラーのチームが参戦しないことで、今回はスポットで別のチームから参戦。マシンのコンディションを整えきれず、予選は7番手に留まった。
 
 しかしヴィッツレースで鍛えたテクニックで、オープニングラップで6番手、5周目には5番手、そしてファイナルラップに4番手までポジションを上げていった。トップをひた走った岡田は、結局一度もトップを譲ることなくポール・トゥ・ウイン。西澤は8周目に3位にポジションを落とし、そのままチェッカーフラッグを受けた。ブリヂストン装着勢はトップ10に、3位西澤、4位咲川めりが入った。

クラブマンシリーズ・オープンクラスで2戦連続3位表彰台を獲得した西澤嗣哲
クラブマンシリーズ・オープンクラスで2戦連続3位表彰台を獲得した西澤嗣哲

●クラブマンシリーズ・オープンクラス2戦連続で3位表彰台を獲得した#124西澤嗣哲

「スタートはうまくいって、狙いどおりに2位にポジションを上げることができました」

「途中1コーナーからコカ・コーラコーナーにかけてオイルが出て、トップの岡田選手のペースが落ちたんですけど、抜ききれなくて。逆に五賀選手に抜かれてしまいました。タイヤも走らせ方に問題があるのかタレてしまって、やっぱりもっと修行が必要なようです」


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