2月21日、スーパー耐久シリーズは2023年の年間エントリーリストを発表したが、これに合わせ香港のKCMGは、ST-XクラスにホンダNSX GT3エボ2で参戦すると発表した。チームオーナーでもあるポール・イップをAドライバーに、WEC世界耐久選手権などで豊富な経験をもつホー・ピン・タン、日本でも多くの経験をもつマーチー・リーがドライブする。
アジアを中心に世界的なモータースポーツ活動を展開する香港のKCMGは、2020年にNSX GT3でスーパー耐久参戦を目指しテストにも参加していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で参戦は実現しなかった。その幻となった挑戦が、いよいよ2023年に実現する。
チームはすでに2月13日付けで、NSX GT3を使用してのGTワールドチャレンジ・アジア参戦を発表していたが、同じ個体をスーパー耐久でも使用するよう。ドライバーラインアップも充実しており、チームオーナーのイップ、そして世界中のレースで活躍してきたタン、そしてスーパーGT等の参戦を含め日本を熟知するリーという3人が組むことになった。
この3人に加え、第2戦の富士SUPER TEC 24時間レースでは、GTワールドチャレンジ・アジアでチームに加わるエドアルド・リベラティが加わる4人体制となる。非常に強力な体制で、2023年のST-Xクラスの台風の目になりそうだ。
