メルセデスF1チームのトップであるトト・ウォルフは、オーストラリアGPでのセバスチャン・ベッテルの勝利はメルセデスの戦略ミスが原因ではなく、フェラーリの速さによってもたらされたものだと話している。
オーストラリアGPではレース序盤をルイス・ハミルトンがリードし、17周目にトップ集団中、最も早いタイミングでピットインするまでトップを走っていた。コースに復帰した後はマックス・フェルスタッペンの後ろでペースを抑えられてしまい、6周後にピットインしたベッテルに先行を許す結果となった。これは戦略ミスによるものかと聞かれると、ウォルフは以下のように答えた。
「そうではなく、フェラーリのマシンの方が速かったんだ。セバスチャンは(最初のスティントで)ルイスにしっかりついてきた。我々は全開でプッシュしていたが、引き離すことはできなかった。アンダーカットのリスクはあったものの、タイヤがあれ以上もちそうになかった」
「そういったことをすべて考えて、アンダーカットされないためにピットインしたんだ。ただ、自分のレースを戦っていたマックスの後ろに復帰したことが原因で、我々は負けることになった」
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