一方で今年のF1マシンはオーバーテイクがさらに難しくなったという懸念が持ち上がっているが、アロンソはマシンが速ければ観客をわくわくさせることができると考えている。
「今年のF1マシンは走っていて前よりもずっと楽しい。コーナリングスピードがF1マシンとしてふさわしいレベルに戻った」とアロンソは言う。
「グランドスタンドで見ているファンも、コーナーに入って行くマシンの速さを見て、わくわくすると思う」
「テレビを通して見ても、今までより見応えがあるだろう」
「サウンドがまだ十分ではない。音はF1のDNAの一部だ。でもこれに関してはもう昔のようには戻らないと思う」
「でもF1は今、いい状態にある。ショーの面で、興奮を与えるという意味で、そして実際にこのマシンで走るドライバーにとって、これから素晴らしいシーズンが続くことになるだろう」
「最初の2戦ほど終えた後にDRSゾーンに関して再検討されるかもしれないという記事を読んだ。F1をまた華々しいショーにするため、全員が同じ方向を向いて努力している」
アロンソは、2017年の新レギュレーションの下、ドライバー自身が力を発揮する余地が増えたと考えている。開幕戦予選でのチームメイト同士の差を見ればそれが明らかだと彼は言う。
「いろいろなチームを見て、(同じチームの)ドライバーふたりの差を見ると、経験あるドライバーの方が速く、ルーキーの方が遅れているようだ」
「この手の、狭くてバンピーなサーキットでプッシュしなければならないような場合、速さを見つけるのは簡単ではない」
「今年のマシンは以前よりも走らせるのが難しくなったと思う。それは間違いない」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています