フェルナンド・アロンソがバーチャルレース『ザ・レース・レジェンズ・トロフィー』のインディアナポリス戦に参戦、2連勝を飾った。
The Race主催の基本的には40歳以上のドライバーを対象にしたバーチャルシリーズ『レジェンズ・トロフィー』が、5月23日、インディアナポリス・モータースピードウェイを使用して開催された。2020年のインディアナポリス500はもともとは今週末開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、8月に延期された。
このコースを舞台に行われたバーチャルレースには、インディ500優勝経験者7人(マリオ・アンドレッティ、エリオ・カストロネベス、ジル・ド・フェラン、エマーソン・フィッティパルディ、ダリオ・フランキッティ、トニー・カナーン、ファン・パブル・モントーヤ)が参戦。彼らにアロンソ、ジェンソン・バトン、ペター・ソルベルグらが挑むかたちになった。
レースは2回開催。予選ではソルベルグがポールポジションを獲得し、2番手バトン、3番手オリオール・セルビア、4番手にアロンソが続いた。レース1では、序盤からアロンソとバトンが首位争いを繰り広げ、抜きつ抜かれつのバトルを続けたが、最終的にアロンソが僅差でトップでフィニッシュ、勝利を手にした。
レース2はリバースグリッドで行われ、アロンソは21番グリッドからスタート。しかしわずか1周で7番手に浮上、その後、前方のクラッシュで3番手に上がり、レース中盤からトップ争いに加わった。後半はティアゴ・モンテイロとの首位争いとなったが、最終的に約0.5秒の差でアロンソがトップでチェッカーを受けた。
モータースポーツの三大レースのうち、F1モナコGPとル・マン24時間レースをすでに制覇しているアロンソは、残りのインディ500で優勝することを目標としている。2017年にインディ500に初参戦、予選5番手から一時レースをリードしたが、トラブルのためリタイア。2019年には予選落ちに終わり、今年再度マクラーレンとともにエントリーし、再挑戦する。
アロンソは、バーチャルレースについては、先週の『レジェンズ・トロフィー』でデビュー、今回のインディアナポリス戦が2回目の挑戦だった。
レース後、アロンソは「今日のシムレースは本当に楽しかった。eスポーツで初めて勝つことができてうれしい。僕らと同じぐらい、見てくれた人たちも楽しんでくれたのだといいな」とコメントした。また、バトンの祝福のコメントに対し「楽しかったね! 君も本当のインディ500に参戦すればいいのに」と返信した。
アロンソは2021年にはルノーからF1に復帰するのではないかといううわさも出ているが、本人は「将来のプランについて発表できることはまだない」と述べるにとどまっている。
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