──ミルトンキーンズにいったん戻って、そこから日本に帰国ですか。
本橋CE:はい。イギリスで最後の締めというか、2021年に繋げるまとめを済ませて、それから日本に帰ります。来季の準備もあるし、あまりゆっくりはできませんけど。年末年始、ちょろっと休ませてもらって、年明けからフルスロットルです。
──早くコロナが収束して、以前のようにレースができるといいですね。
本橋CE:本当にそう思います。我々もずっと、ストレスを感じながらの1年でした。もちろんリモートでも意思の疎通はできるのですが、十分ではない。ガレージ内での動きの制約は大きいし、クルマを任されている、それをしっかり走らせるという責任感に加えて、感染できない、他の人に移しちゃいけないというストレスをいつも感じてました。
──サーキット外での行動制限も、大きかったですよね。
本橋CE:行った先で、美味しいもの食べたいじゃないですか(笑)。それもままならなかったですしね。シーズン中にF1全体で何人か感染者が出ましたけど、予定された17戦はなんとか無事に終わった。それはみんなが気をつけたおかげだと思います。本当に、早くコロナがなくなって、行った先で美味しいものを食べたいです。
──最終戦のアブダビが、一番移動の自由がなかったみたいですね。
本橋CE:厳しかったですね。ただ言い換えれば、このなかにいる分には安心して働けた感じです。現地の人もしっかりサポートしてくれてましたし。確かに閉じ込められた感はありましたけど、そんなに不便は感じなかったですね。
──ご家族は日本ですよね。
本橋CE:再会が、超楽しみです。
──半年ぶりですもんね。他のスタッフも、同じように長期出張の方がいるのですか?
本橋CE:はい。単身で来ているメンバーが何人もいます。コロナ以降、出張自体最低限にしていますから、途中のメンバー交代もほとんどなかった。プライベートでストレスを抱えた部分も、大きかったです。家族で来ているメンバーにしても、レース週末に留守にしてる間はイギリスに置かれていて、いろいろ心配だったと思います。
──また直接お目にかかる日を、楽しみにしてます。
本橋CE:ありがとうございます。