1947年に創業したフェラーリは、2022年に創業から75年を迎えることになるが、この節目を記念するロゴを、社員を主役に据えた動画で発表した。フェラーリの成功を日夜支える人々が登場し、仕事を通じて高まる強い一体感について語っている。“情熱”、“チームワーク”、“誇り”、“卓越”等の言葉が繰り返し使われ、会社との特別な関係を表現した。
イタリアのエミリア-ロマーニャ州モデナ県にあるマラネロで、エンツォ・フェラーリがファクトリーを創業したのが1947年のこと。第二次世界大戦後間もない時期で、大衆向け自動車のマーケットが成長するなか、エンツォはあえてレーシングカー製造の夢に自身の経験を注ぎ込んだ。
その後、語ることが不要なほどの歴史をサーキット、そして数多くの魅惑的な市販スーパースポーツで築いてきたフェラーリだが、「ファンやオーナー、そしてもちろん社員からなる巨大なコミュニティが、フェラーリというメーカーを中心に発展し、あらゆる年齢層や国籍の人々が、共通の帰属意識と情熱で結ばれている」としている。
そして創業75周年を間近に控え、その75年の節目を記念するロゴを、社員を主役に据えた動画で発表した。動画では、フェラーリの成功を日夜支える人々が登場し、仕事を通じて高まる強い一体感について語っている。
動画では、社員の顔が集まったモザイクによってロゴに命が吹き込まれる趣向で、年末恒例のコンベンションで初披露され、長年にわたる献身と熱意への感謝を示した。
「我々はこの記念の年に合わせて、特別なアイコンを作った。このファクトリーで作り出した何千ものコンポーネントを、フェラーリの同僚たちがひとつひとつ配置した造形作品だ。これは、ここマラネロと世界中の全ファミリーが共有するフェラーリ・スピリットのシンボルだ」と語るのは、フェラーリ会長のジョン・エルカン。
「我々のあり方、75年にわたる過去、そして未来のエッセンスを体現している。エンツォ・フェラーリがかつて述べたように、何よりも人によって形づくられた会社であることを象徴している」
Ferrari 1947-2022 | 75 years looking ahead
https://youtu.be/Tz6UY2s32ck
