FIA F2バルセロナ・インシーズンテストがスタート。初日はマクラーレン育成ボルトレートが最速

　現地時間4月23日、スペイン・バルセロナのカタロニア・サーキットで2024年FIA F2選手権のインシーズンテストがスタートし、ガブリエル・ボルトレート（インビクタ・レーシング／マクラーレン育成）が初日トップタイムをマークした。

　シーズン中唯一の公式テストとして開催される今回のバルセロナ・インシーズンテストは、4月23〜25日に3日間実施される。

　各日午前と午後のそれぞれ3時間のセッション（3日間計6セッション／18時間）が行われるため、今季から導入された新型車両のセットアップに課題を抱えるチームにとっては復調を果たすきっかけを掴むために重要な3日間となる。

　タイヤはハードタイヤが5セット、ソフトタイヤが3セット、また天候に応じてウエットタイヤが3セット供給される。

　テスト初日、午前のセッションでは第3戦メルボルン終了時点でランキング3位につけるデニス・ハウガー（MPモータースポーツ）がトップタイムをマーク。午後のセッションでは終盤にソフトタイヤを履き、1分25秒143を叩き出したマクラーレン育成のボルトレートが初日総合トップの座を掴んでいる。

　なお、2023年第7戦バルセロナでのポールポジションタイムはオリバー・ベアマン（プレマ・レーシング／フェラーリ育成）がソフトタイヤで記録した1分23秒546となる。

　4月12〜14日に同じくカタロニア・サーキットで行われた2024年ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ第1戦バルセロナ4時間レースのLMP2クラスを制した宮田莉朋（ロダン・モータースポーツ／TGR WECチャレンジプログラム）は、午前セッションの終盤にコース上でマシンを止めるも、午前・午後合わせて51周を走破し、午前は12番手、午後は21番手となった。

■2024 FIA F2 バルセロナ・インシーズンテスト
1日目午前リザルト

■2024 FIA F2 バルセロナ・インシーズンテスト
1日目午後リザルト