レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.07.31 12:09
更新日: 2017.07.31 12:17

FIA F2 ハンガリー:松下信治が今季2勝目、崖っぷちの選手権3位争いで踏み留まる

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


海外レース他 | FIA F2 ハンガリー:松下信治が今季2勝目、崖っぷちの選手権3位争いで踏み留まる

 崖っぷちからの生還。松下信治はFIA F2第7ラウンドのハンガリーで見事な勝利を挙げ、選手権上位争いに留まってみせた。  

 オーストリア、イギリスとマシンの仕上がりが悪くチーム全体として低迷を余儀なくされたARTと松下だったが、ARTが伝統的に得意としているハンガロリンクでも走り始めの状況はそれほど好転してはいなかった。

 予選8位から、レース1でもアンダーステアに苦しむことになった。

「スタートは特に失敗したわけでもなく普通でしたけど、周りも普通に同じくらい良かったんでオーバーテイクできなくて、そこは僕にとっては“普通”ではなかったですね。オプションタイヤ(ソフト)でスタートしたらマシンバランスがすごくアンダーステアで、そのせいでペースが全く上げられなかったんです」

 しかし早めにプライムのミディアムに換えると光明が見えてきた。

2017年FIA F2第7戦ハンガリー 松下信治

「プライムタイヤに換えてからは調子が良くて、トップ集団と同じペースで走れて(ジョーダン・)キングが遅かったんで抜いて。それからは一人旅でしたけど前のニック(・デ・フリース)にどんどん追い付いていきました。最後はセーフティカーが入ってシャルル(・ルクレール)がすぐ後ろに来てしまったんで、オプションを履いている彼の方が速くて抑えることはできませんでしたけど、でもやっと普通のレースができたという感覚ですね」

 5位でレース1を終えた松下とARTは、ようやく本来の姿を取り戻しつつあった。


関連のニュース