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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.10.10 11:36

FIA F2:プレマ・セオドールレーシング 2017年第10戦スペイン レースレポート

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海外レース他 | FIA F2:プレマ・セオドールレーシング 2017年第10戦スペイン レースレポート

 リバースグリッドによりアントニオ6番手、シャルル8番手からのスタート。
スタートの混乱のなか、アントニオとシャルルは連なっての走行。早くもシャルルがアントニオの前に出るがアントニオも負けじとシャルルを抜き返す。

 7周目にシャルルがアントニオをターン1侵入でオーバーテイク、4位に上がる。しかし10周を過ぎるあたりから二人のドライバーはタイヤがきつくなってきており、L11にローランドがアントニオをパス。
 
 L12ではとうとうシャルルも押さえきれず、ローランドにポジションを明け渡す。この後、順位が入れ替わった二人を後方から#8アレキサンダー・アーボン(ART Grand Prix)が攻め立てる。

 限界を感じたアントニオが12周目終了時点でピットイン。タイヤを換える。次いでレースのちょうど折り返し地点の14周目終了時にシャルルがタイヤ交換。コース復帰時には14位アントニオ、15位シャルルと下位に転落。しばらくの間、アントニオがリードしランデブー走行が続くがやがてシャルルが前に行き、前を行くマシンを追撃し始める。

 レースも後半戦に入った20周目を過ぎたあたりからシャルル/アントニオのペースに比べ他のクルマは目立ってタイムが落ちてきた。それに呼応する様に順位を上げる二人のドライバー。22周目にはシャルル8番手、アントニオ10番手。次の周では7番手、9番手。
 
 25周を過ぎると他車のラップタイムが極端に落ちてきて1分32~35秒台に対し、シャルルはファステストの連発で1分29秒台と1周あたり3~6秒速いタイムで周回を重ね、26周目には5位に上がりトップの4台を追いかける。

 目の前にタイヤを使い果たしたスポット参戦の#12アレックス・パウロ(カンポスレーシング)がいる。L22には5秒あったその差を一気に縮め27周目にはパウロの背後にピタリと着けてオーバーテイク。しかしこの段階でシャルルのタイヤのトレッド面からはラバーが一部剥がれてしまい追撃もここが限界。

 最終ラップに入った段階ではシャルル4位、アントニオ5位だったがもはやタイヤが完全に終わってしまったシャルルは為す術もなくアントニオに交わされ、さらに順位を落とし最後はフィニッシュライン寸前で#3ニック・デ・ブリーズにも交わされて7位へ。アントニオも5位フィニッシュがやっとだったが、こちらはFPと予選の悪い流れを完全に断ち切った満足感があった。

 次のレースは11月24~26日にアブダビのヤスマリーナサーキットでの最終戦。ドライバーズタイトルは2年連続で獲得できたものの、チームタイトルは現在のところトップではあるが、6ポイント差内に3チームが僅差で犇めき合う状態。この最終戦で2年連続ダブルタイトルを決められる様、全力で戦います。

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