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海外レース他 ニュース

投稿日: 2023.02.28 13:52
更新日: 2023.02.28 14:12

シボレー移籍わずか2戦目で“宿願”達成。RCRのカイル・ブッシュが今季初優勝/NASCAR第2戦

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海外レース他 | シボレー移籍わずか2戦目で“宿願”達成。RCRのカイル・ブッシュが今季初優勝/NASCAR第2戦

 2023年NASCARカップシリーズの第2戦『パラ・カジノ400』が2月24〜26日の週末に開催され、今季よりシボレー陣営に移籍したカイル・ブッシュ(リチャード・チルドレス・レーシング/シボレー・カマロ)が早くも初優勝。L.Aでのエキシビジョン、そして伝統の開幕戦『デイトナ500』に続き、実質3回目のスタートで“宿願”を達成する強さをみせ、自身にとっても19年連続のシーズン勝利となった。

 カリフォルニア州はフォンタナに位置するオートクラブ・スピードウェイを舞台とした第2戦は、これが“2マイル・オーバル”改修前最後の1戦とあって、決勝での『5ワイド&ドラフティング合戦』も見納めに。今後のコース短縮でそうした自由度の高い勝負は不可能となる公算が高いだけに、ドライバーからも“オールドコース”の喪失を惜しむ声が聴かれた。

 そんな貴重な走行機会をさらに削るかのように、プラクティスを経た土曜には西海岸に何日も降り続いた大雨が悪さをし、季節外れの“スノー・ストーム”を召喚。この日のトラック上ではカップシリーズのすべての活動がキャンセルされ、併催のNASCARエクスフィニティ・シリーズ決勝も日曜カップ戦後へと延期された。

 この結果、前戦の着順や最速ラップの平均、さらにチームのポイントなどの指標により、クリストファー・ベル(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリ)がポールポジションに収まり、開幕勝者リッキー・ステンハウスJr.(JTGドアティ・レーシング/シボレー・カマロ)がフロントロウに。その背後に王者ジョーイ・ロガーノ(チーム・ペンスキー/フォード・マスタング)とアレックス・ボウマン(ヘンドリック・モータースポーツ/シボレー・カマロ)が並ぶ布陣となった。

 迎えた日曜は無事に決勝スタートが切られると、序盤から主導権を握ったのはロス・チャスティン(トラックハウス・レーシングチーム/シボレー・カマロ)で、僚友のダニエル・スアレス(トラックハウス・レーシングチーム/シボレー・カマロ)やライアン・ブレイニー(チーム・ペンスキー/フォード・マスタング)らを従えステージ1を制覇。そのままロガーノらに相手を変え、ステージ2でも連続勝利を飾っていく。

 一方、最初のステージ43周目にスピード違反のペナルティを取られていたブッシュは、猛烈な挽回で11番手まで回復すると、続くステージではチャスティンの背後2番手にまでカムバックしてくる。

 最終ステージ残り34周でチャステインを追い詰めたブッシュの8号車カマロZL1は、ターン2でリードを奪った後も力強いラップでポジションを堅持。両者最後のピットストップを経ても、レイトストップ戦略で前をいくマイケル・マクドウェル(フロントロウ・モータースポーツ/フォード・マスタング)から残り21周でトップの座を取り戻す。

これが“2マイル”オーバル改修前最後の1戦とあって、決勝での『5ワイド&ドラフティング合戦』も見納めに
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プラクティスを経た土曜には西海岸に何日も降り続いた大雨が悪さをし、季節外れの“スノー・ストーム”を召喚。日曜はからくも走行可能な天候に
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中盤88周目のリスタートゾーンでアクシデントが発生。トヨタ陣営の多くがここで巻き添えの憂き目に
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