「WorldRXに参戦し、最高のチームの一員になれるのは夢が叶ったようなもので、本当に素晴らしいことね! ヨハンとオーレ・クリスチャンがベルギーで(シリーズ休止中のエキシビジョンとして)RX2e車両をドライブしたとき、一緒に仕事をするのが本当に楽しかった。今後もこのコラボレーションを継続し、チーム内の信じられないほど才能あるエンジニアやメカニックたちと協力できることを楽しみにしている」
すでにWorldRXでは、昨季のポルトガルで開催された1戦で同郷のクララ・アンダーソン(CEディーラーチーム・バイ・ボルボ・コンストラクション・イクイップメント)が表彰台に上がっており、彼女も香港でその記録に挑戦することになる。
「こんな状況で初めて何かに取り組むとき、自分の目標が何であるかを言うのは難しいわね」と、決勝日翌日に誕生日を迎えるコチュリンスキー。
「RX2eで慣れていたものよりも、もう少しクルマのパワーが増すようだし、サーキットは誰にとっても新しい未知の環境になるでしょう。都心のイベントはとてもクールだし、以前にもこのタイプのトラックを楽しんだことがある。 もちろん全力を尽くすつもりよ」
KMSのチーム代表を務める“ヨハンの父”トミー・クリストファーソンは、元TCRスカンジナビア(STCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権)年間ランキング2位の準優勝者が、同様の成績を収める可能性は「充分にある」と信じている。
「彼女を招聘することで、こうして世界選手権シーズンの素晴らしいエンディングに貢献できてとてもうれしいね」と続けたトミー代表。「我々はミカエラのポテンシャルを、電動レイドのエクストリームEとシリーズ直下のRX2e、その双方で見てきた。そこで彼女は力強い成長を見せており、我々もタイトルを獲得したSTCCでの彼女の戦果もよく知っている。私はこの機会をミカエラの能力を発揮するチャンス、つまり来季への出発点だと考えているんだ」