昨年10月にスペインで開催された『ラリー・シウダ・デ・グラナダ』では、元コドライバーのサム・ヴァーレリとともに勝利を飾るなど、2023年も好調を維持したヘイッキラだが、今季ERCシーズン序盤のイベントでは地元フィンランドに拠点を置くTGSのチームに加わることとなる。
「僕らはアークティックとスウェーデンに、かつてのフィンランド・ラリー選手権のチームであるTGSのクルマで参戦する」と続けたヘイッキラ。
「僕らはチームのことをよく知っているし、いつもより物事が少しだけ楽になるだろうね。もちろん今年もERCへの参戦を目指しており、これらのラリーへ出場することを可能にするべくサポートしてくれた、パートナーの全員に多大な感謝を申し上げたい」
これで前述のパヤリを筆頭に、昨季WRC3チャンピオンのローペ・コルホネンなど、スウェーデンでは合計7台のトヨタGRヤリス・ラリー2が姿をみせる状況となった。
「クルマに関して言えば、確かに学ぶべき新しいことはいくつかあるが、その違いは画期的なものではない」とヘイッキラ。
「いくつかの小さな変更が予想されるけれど、ドライビングの基本原則は同じさ。地元フィンランドだけでなく隣国のスウェーデンでも、ふたたび雪上で勝負ができるのはうれしいことだね」
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