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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2018.10.29 17:27

世界ラリークロス:“老舗”オルスバーグMSEが2019年の参戦見合わせ。EVマシン開発にシフト

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ラリー/WRC | 世界ラリークロス:“老舗”オルスバーグMSEが2019年の参戦見合わせ。EVマシン開発にシフト

「このスポーツに携わる全員が現行スーパーカー規定の安定性とコスト削減の領域に目を向ける必要がある。投資コストに見合うカテゴリーの形を模索し、これらのマシンが今後の10年も走り続けることが可能な環境を再構築する必要がある」

「技術規則にわずかばかりの制限を設ければ、開発コストの高騰は回避することが可能だと思う。それにより、現行の内燃機関RXスーパーカーはこの先何年も走り続け、シリーズの発展を支えることができると考えている」

 そう語ると同時に、FIAが2021年に導入延期を発表したフル電動RXカーの将来性にも、もちろん期待している、と述べた。

「2021年の電動ラリークロスカーでのシリーズ開催には大いに期待を寄せている。これも未来の自動車市場とモータースポーツの形だと思うからね。もちろん我々もコミットすべく、来季はパートナーとしてともに戦ってくれるマニュファクチャラーとの協議や、その開発作業に全力を尽くそうと考えている」と、現行規定のコスト削減と同時並行で電動化の必要性を認めるエリクソン代表。

「電動選手権へのスイッチは将来的に不可避で、このスポーツにとって重要な転換点となるだろう。もちろん、そこでの活躍を夢見る世界中の若いドライバーたちにとってもね」

「私の仕事は、来るべき電動化の未来に向けチーム、パートナー、そしてドライバーたちの興味を引きつけ、カテゴリー発展のために全力を尽くすことだ。同時にオルスバーグMSEという比較的若い組織がこれまで達成してきたノウハウと、その重要性を認識することも必要だと考えている」

「関係者や熱心なファンの中には『EVのラリークロスなんてまるで興味がわかない』と、反対の声を上げる人が多いことも認識しているが、内燃機関とEVはお互いに役割を棲みわけ、ともに魅力的なカテゴリーとして並存することが可能だと思う。我々があらゆるジャンルの音楽を聴き、そのライブやコンサートを楽しんでいるようにね」

2018年のWorldRXにレギュラー参戦したケビン・エリクソン、ロビン・ラーソンの去就は明らかにされていない


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