WRC世界ラリー選手権第6戦は10月10日、イタリア・サルディニア島での競技2日目を迎えた。この日はSS7~12が行われ、初日に総合首位に浮上したダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)が引き続きトップを守った。総合2番手はセバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)で、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)がこれを僅差で追いかける展開となっている。そんなWRCイタリアのデイ2を終えた各陣営からドライバーコメントが発表された。
■Mスポーツ・フォードWRT
●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合5番手
「今日は僕たちにとって困難な1日だった。午前中のスタートは良かった。先頭集団のクルーより数秒遅れていたが、エルフィン(・エバンス)とは良いペース争いをしていた」
「しかし、その後ハンドブレーキに問題が出て、低速のセクションで多くのタイムを失ってしまったんだ」
「でも午後にはふたたび盛り返した。午後最初のステージ(SS11)ではエルフィンからタイムを取り戻し、2番目(SS12)のステージでは彼に少し遅れをとった」
「明日は厳しい戦いになるだろうから、ベストを尽くすつもりだ。1ステージあたり、たった2秒の差だ。僕たちはプレッシャーをかけ続けていくよ」
●ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)/デイ2 リタイア
「昨日は僕のキャリアのなかでも最高な1日だった。自分のドライビングとマシンにとても満足していた。すべてがうまくいったんだ」
「今日の午前中も始まりはまた良かった。僕のペースノートは少し遅めになっていたようで、また2番目のスペアタイヤが最善の選択ではなかったかもしれない。それでも、その状況を活かそうとしていた」
「残念ながら、その後のSS9で低電圧の警告が出て、ストップラインを離れた途端にマシン全体がダメになってしまった。下り坂を降り切ったところでね!」
「だからオルタネーターベルトは交換できたけれど、マシンをジャンプスタートさせるのに充分な勢いがつけられなかった。45分間試した後で、終わりにしなければならなかった。明日はこれまでに改善してきたことに集中するよ」