「豊田章男さんが私を信頼し、チーム代表に任命してくれたことを本当に光栄に思う。ドライバーとして初期からこのチームの一員だったので、章男さんとトミが一緒になってやってきたこの仕事を、引き継ぐことができるのは大きな喜びだ」と語ったラトバラ。
「チーム代表として、今後は大きなビジョンで物事を見ていく必要がある。チームの全員が協力して最高の結果を出せるように、モチベーションを高めていかなければならない」
新しい役職にやりがいを感じるというラトバラは、チームにまだ改善できる点があるという。
「自分にとっては新たな挑戦だが、とてもやり甲斐を感じている」
「チームをゼロから築き上げ成功に導くなど、トミは素晴らしい仕事をしてきた。それでも、さらに改善する余地はありますし、ドライバーとして長年学んできたことを活かし、チームの各ディレクターと協力しながらこのチームにできるだけ多くの成功をもたらしたいと思っている」
「2021年のシーズンはもうすぐ始まるが、チームにはすでに実績のあるマシンと強力なドライバーが揃っているし、1月のラリー・モンテカルロに向けて何をすべきか、誰もが理解している」
豊田章男TGRチームオーナーは、新チーム代表に任命したラトバラに対し「マネージャーとしての君の力は未知数です。私も、君にどんな可能性があるかは、分かりません」としつつ、「君は絶対にチームの強さに結び付け、強いチームを作ってくれると信じています。新しいTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamを頼みます。一緒にヤリスの屋根に乗る日を楽しみにしています」とメッセージを寄せている。