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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.04.13 06:45
更新日: 2021.04.12 21:54

勝田範彦がGRヤリス初のSS最速タイムをマーク、総合でも4位入賞/全日本ラリー第3戦

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ラリー/WRC | 勝田範彦がGRヤリス初のSS最速タイムをマーク、総合でも4位入賞/全日本ラリー第3戦

 2021年シーズンのJRC全日本ラリー選手権第3戦『ツール・ド・九州2021 in 唐津』が4月10~11日、佐賀県唐津市を中心に行われ、トヨタGRヤリスGR4ラリーを走らせるTOYOTA GAZOO Racingは勝田範彦/木村裕介組が総合4位、眞貝知志/安藤裕一組が総合5位入賞を果たした。

 今シーズンより選手権8冠王者の勝田を迎え、新型車『GRヤリスGR4ラリー』をJRCの最高峰であるJN-1クラスに投入して参戦する、新たな挑戦をスタートさせたTOYOTA GAZOO Racing(TGR)。

 チームは今季2戦目となるターマック(舗装路)ラリーに向け、前戦新城で発生した車両トラブルの原因究明、ならびに改善を徹底的に行うとともに、唐津に向けた足回りのテストも重点的に実施してきた。そのテストについて、唐津で2006年から12年連続優勝という記録を持つ勝田は「サスペンションのセットアップを行い、良い手応えを感じています」と語った。

 迎えた競技初日、勝田は事前のコメントを裏付けるような快走をみせ、SS2でGRヤリスGR4ラリー初のステージベストタイムを記録。レグ1を首位から1.5秒差の総合3番手で終える。

 翌11日の最終日もひとつ順位を落としたものの快走を続けた勝田は、最終的に総合4位でフィニッシュ。チームメイトの眞貝もトラブルなく走り切り、前日の6番手からひとつ順位を上げ総合5位で完走を果たしている。

「表彰台を狙っていたのですが、最終日の2ループ目は厳しかったです」と語るのは、4位となった勝田。

「それでも、色々なデータも持ち帰ることができましたし、セッティングに関するアイデアも得られ、次につながるラリーだったと思います」

「コドライバーの木村選手とのコンビネーションも、ラリー中に改善しながら進めることができました。次の久万高原は長いSSがあるので、タイヤマネージメントが重要です。優勝を目指して頑張ります」

 2018年からTGRとともにJRCを戦う眞貝は「しっかりクルマが走ってくれましたし、僕自身も大きなミスをすることなく完走できました」とコメント。

「あらためて、しっかり準備を進めてくれたチームの皆さんに感謝したいです」
 
「GRヤリスGR4ラリーに関しては、セッティングの方向性が見えて、色々とやるべきことが分かってきました。僕自身は、最終日にリズムを崩してしまったので、次に向けて原因を分析し、これを次の久万高原につなげていきます」

4位となった勝田範彦 2021全日本ラリー第3戦唐津
4位となった勝田範彦 2021全日本ラリー第3戦唐津

■次のページへ:「第4戦久万高原に向け、新たなアイデアを入れていきたい」


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