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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.10.20 14:50
更新日: 2021.10.20 14:54

スバル 2021全日本ラリー選手権第10戦ラリーハイランドマスターズ ラリーレポート

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ラリー/WRC | スバル 2021全日本ラリー選手権第10戦ラリーハイランドマスターズ ラリーレポート

2021.10.16 - 全日本ラリー選手権第10戦 第48回M.C.S.C. ラリーハイランドマスターズ2021 Leg1

鎌田卓麻、初日5番手から上位を目指す

 2021年の全日本ラリー選手権第10戦 第48回M.C.S.C. ラリーハイランドマスターズ2021は10月16日(土)の競技初日を終え、SUBARU WRX STIの鎌田卓麻/松本優一が5番手でライバルを追う展開となっています。また、新井大輝/小坂典嵩は7番手、新井敏弘/田中直哉は8番手からの挽回を狙います。

■2年ぶりのハイランドマスターズに挑むSUBARU

 6月の第6戦モントレー以来となるターマックラリーは、岐阜県高山市を拠点に付近のワインディングロードを舞台に行われます。2020年大会は新型コロナウイルス感染拡大防止のために中止となったため、2019年の第47回大会以来2年ぶりの開催となりました。

 競技初日となる10月16日(土)、ラリーは秋空のもと、午前9時にサービスパークからスタート。この日は3カ所のステージを2度走行する6SS、SS走行距離は30.34kmで争われます。3台のSUBARU WRX STIを操る新井敏弘、鎌田、新井大輝は全力でアタックを敢行するものの、曲がりくねった厳しいコースでライバル勢の先行を許すかたちに。WRX STI勢は互いに順位を入れ替えながらも奮闘し、最初の3SSを終えた段階で新井敏弘が4番手、鎌田が5番手、新井大輝が6番手と、接近戦を繰り広げます。

 午後の3SSに向けて、新井敏弘と鎌田はサスペンションのセットアップを変更。しかし新井敏弘は変更がマッチせず、思うようなタイムをマークすることができず苦戦を強いられます。一方の鎌田は狙いどおりの変更ができたもののバステージによってはランスを欠く部分があり、最終的に首位の勝田範彦/木村裕介(トヨタ)から20.7秒差の5番手に。首位から25.4秒差の7番手に新井大輝、28.9秒差の8番手に新井敏弘という順位で初日を終えました。

■鎌田卓麻「雨の予報が出ている明日、巻き返したいと思っています」

 初日を5番手で終えた鎌田は「序盤は少し苦戦してしまいましたが、セットアップを変更した午後からのループは思ったとおりのクルマの動きになってくれました。ただ、それまでの良さがスポイルされた部分もあり、難しさを感じています。明日は雨の予報が出ていますが、新しいウエット用タイヤの良さを引き出すことが上位を狙うポイントになると考えています。“青屋上り”などのロングSSで巻き返したいと思っています」と力強くコメント。難しい路面状況での順位アップを狙っています。

 7番手の新井大輝は「ショックアブソーバーもだいぶ良くなっていますし、バランス的にも良くなっています。クルマ自体は熟成できているので、ライバルが強いって感じですね。明日に向けては雨用のセットアップにして臨みます」とのこと。新井大輝の3.5秒後方につける新井敏弘は「昼のサービスで足まわりのセッティングを変更したのですが、思うような効果は得られませんでした。最終日は天気次第ですが、路面状況が悪い方が挽回のチャンスはあると思います」と、展望を語りました。

 競技最終日の17日(日)は、SS7~SS12の6SS、SS距離38.12kmで争われます。16日の夜には岐阜県全域に降雨の予報が出されており、2日目に向けて路面コンディションの変化は避けられない状況です。シンメトリカルAWDを活かしたSUBARU勢の走りにご注目ください。

新井大輝/小坂典嵩組(スバルWRX STI)
新井大輝/小坂典嵩組(スバルWRX STI)

●レグ2


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