慣れ親しんでいるホームコースに戻って来られるというのはいつでも最高の気分だという小林可夢偉は「雨にたたられ、あまり多くの走行はできませんでした」と初日を振り返った。
「今日はウエットコンディションで最大限のパフォーマンスを引き出すセットアップを試みましたが、明日もさらにマシンバランスの向上を目指して作業を続けます」
今大会が富士スピードウェイ初走行となったロペスは「午前中はある程度走ることが出来ましたが、午後は(アクシデントや)かなりの雨となってしまい、ほとんど走れない状況でした」とコメント。
自身が記録したベストタイムについては「まだやるべきことはたくさんあり、今日の結果で結論を出すのは早過ぎる。明日の天候次第だけど、一歩一歩着実にセットアップを進めていくだけだよ」とまずは14日の予選に向けて万全を期す構えだ。
「天候を除けば、富士に戻って来たことを楽しんでいます」と語るのは7号車トヨタの一貴。
「特に公式練習2回目がほとんど走れなかったことで、ファンの皆さまには申し訳なく思います。午前中の公式練習1回目で、数種類のウエットタイヤを試し、データを得ることができたので、午後はそれをもとにしたセットアップを試したかったのですが……明日やるしかありませんね」
予選日の14日(土)はフリープラクティス3回目が10時30分から60分間にわたって行われ、14時30分からは決勝のグリッドを決定する公式予選が実施される。なお、トヨタが挑むLMP1クラスの予選は15時からの予定だ。