7月9日、富士スピードウェイで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦の決勝レースを終え、決勝トップ3ドライバーがレースを振り返った。
■石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING):決勝1位
1年間勝っていなかったということですが、(優勝は)そこまで久しぶりじゃない感覚でいました。
今シーズンの早いうちに勝たないとシリーズも厳しいと感じていたので、今回は勝ちたいという気持ちがありました。ですが、予選から流れが国本(雄資)選手の方にあって、決勝でも自分のスタート失敗から厳しいと思いました。
チームとしてはワン・ツーが見えていたので、国本選手のトラブルは残念でした。自分としては展開に恵まれましたし、自分がプッシュしているところもレースを見ている方に伝わったと思います。それだけ必死に走った結果、この優勝に繋がりました。今日は自分の力を出し切れたのですっきりしています。
■フェリックス・ローゼンクビスト(SUNOCO TEAM LEMANS):決勝2位
本当にうまくいった。ここまで上位に食い込めるとは思っていなかったよ。
予選でやりきれていないところがあるから、それは今後の課題として残ってくるだろう。だけど、10番手スタートから2位でフィニッシュできたことは素晴らしい結果だ。満足している。
序盤はブレーキにトラブルがあって、ペースに苦しむところもあった。だけど、終盤でブレーキが急に良くなり、クルマも軽くなったような感じで、良いペースで走れたよ。
後ろにいた(アンドレ・)ロッテラー選手も速く、彼のペースを見ながらというところもあった。他のライバルとのギャップも詰めることができたし、日本に来て初めての表彰台を獲得できてよかったよ。
■アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S):決勝3位
今日は本当に楽しいレースだった。12番手からスタートして3位。残念ながらフェリックスには及ばなかったけど結果はよかったと思う。
ピットインは早めに行った。そのあと関口雄飛、中嶋一貴のペースが良くないことがわかり、自分のマシンは速かったから、ふたりをパスすることができたんだ。タイヤ無交換も功を奏したし、とても満足しているよ。