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投稿日: 2017.07.18 18:29

関口雄飛 2017スーパーフォーミュラ第3戦富士 レースレポート

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スーパーフォーミュラ | 関口雄飛 2017スーパーフォーミュラ第3戦富士 レースレポート

「岡山でいい結果が出て、その流れを金曜日まではキープできていましたが、天候や路面温度の違いで一瞬にして勢力図が変わってしまうのが今のスーパーフォーミュラの難しさです」

「予選では頑張れるところは精一杯頑張ったのですが、予選3番手は悔しい結果でした。マシンのセットアップはとても上手くいっており、路面温度や気温の変化に合わせてアジャストしながらQ3まで進んだのですが、ほんの少し足らなかったですね」

「今回のレースは岡山と違って、1回タイヤ交換が許されているということですが義務ではないので、悩みどころでした。ヨコハマタイヤの耐久性は素晴らしく、タイヤ無交換でもいける状況でしたが、決勝当日の気温や路面温度が過去最高になるかと思うので、そのあたりを計算して、タイヤ交換してプッシュ、プッシュでいくのか、本当に最後の最後まで、作戦を決めかねていました」

「決勝は自分では普通のスタートが切れたと思ったのですが、まわりが上手くなかったせいで結果的に良いスタートが切れました。それはひとつの進歩でしたね」

関口雄飛 2017スーパーフォーミュラ第3戦富士
関口雄飛 2017スーパーフォーミュラ第3戦富士

「ただ本番のペースは国本選手が凄く速くて、自分たちは逆にペースが悪かったので、後方の中嶋選手がピットに入ったときは、アンダーカットされないようにピットインのタイミングを合わせるしかなかったので入りました」

「ロッテラー選手とのバトルは、ブレーキングで耐えに耐えて、頑張ったのですが残念でした。でもあのバトルも自分的にはベストを尽くしたので、悔いはありません」

「ガスリー選手が迫ってきたときは、正直マズイと思いましたが、絶対に抜かれないようバックミラーを見ながら、相手がオーバーテイクボタンを押したなと思えば、即座にこちらも押して対応し、ギリギリのブレーキングで抑え切りました」

「スタンドの皆さんからは、僕がオーバーテイクボタンを押したタイミングがブレーキングゾーンに入ってから押しているように見えたかも知れませんが、実際には押してからロールバーのライトが点滅するまで約5秒近く遅れるのでそう見えただけで、僕だってブレーキングゾーンでオーバーテイクボタンを押したりはしませんから(笑)」

「とにかく彼を最後まで抑え切れて4位のポイントをゲットできたことが嬉しいです。厳しいレースではありましたが、いまのスーパーフォーミュラはご存じのように毎回ウィナーも変わりますし、ラップタイムでも週末を通じてセッション毎にトップが入れ替わる激しい状態です」

「そんななかで5位ではなく4位で終われたことを嬉しく思いますし、苦しい戦いを勝ち抜いて得た4位です。今日、チームとともに勝ち得た4位のポイントは、シリーズ後半戦へと進むにつれて、きっと大切な役割を果たしてくれるでしょう」

「目指すはシリーズチャンピオンです。ポイントを取りこぼすことなく、シーズンをまとめていくことの大切さを昨年のタイトル争いから学びました」

「今日は3番手でスタートして、ポジションをひとつだけ落として4位でゴールという形になりましたが、自分にとって価値ある4位だと思っています。応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました」


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