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投稿日: 2018.04.22 00:22
更新日: 2018.04.22 00:25

激変したホンダとトヨタの勢力関係と明暗分かれたQ2。スーパーフォーミュラ鈴鹿予選《あと読み》

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スーパーフォーミュラ | 激変したホンダとトヨタの勢力関係と明暗分かれたQ2。スーパーフォーミュラ鈴鹿予選《あと読み》

 2018年のスーパーフォーミュラ開幕戦。ソフトタイヤの全戦投入で2スペック制となった今季の勢力図はどうなるのか。もっとも速いドライバーを決める予選でのパフォーマンスに注目が集まったが、結果として、予選Q2で明暗分かれる形となった。

 予選Q1を突破した14台で争われた予選Q2。多くのドライバーがアタックに入っている最中、平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がデグナーふたつめで飛び出してしまい、赤旗中断。ピークのグリップが1周しかもたないソフトタイヤでアタックをしていたドライバーは、その後の選択が別れた。

 山本尚貴(TEAM MUGEN)、福住仁嶺(TEAM MUGEN)、野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、伊沢拓也(TCS NAKAJIMA RACING)など、ギリギリすでにアタックを終えていたドライバーはその時点で実質Q3進出決定。残りの10台近くのドライバーが、そのまま装着していたソフトタイヤのユーズドで2度目のアタックに向かうか、それとも2セットあるうちの2セット目のソフトタイヤを投入するかで、悩まされた。

 Q2で2セット目のソフトタイヤを投入すれば、予選Q3ではユーズドのソフトタイヤ、またはミディアムタイヤでアタックをしなければならず、ポールポジションの可能性は絶望的。だが、ユーズドのソフトタイヤのままでQ2を突破できれば、Q3で新品の2セット目のソフトタイヤを投入でき、ポールポジションの可能性が見えてくる。

 各チーム、各ドライバーはタイヤの選択を悩まされ、石浦宏明(P.MU / CERUMO · INGING)、中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)などが2セット目のソフトタイヤを投入してQ2突破を果たしたが、Q3では実質、ポールポジションを争う権利がなく、石浦6番手、一貴7番手に終わってしまった。

 また、Q1をトップで通過し、Q2でも赤旗が出る第3セクターまでファステストタイムをマークしていた松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は、赤旗でそのタイムが帳消しに。セッション再開後にユーズドでアタックを試みたがQ2敗退となり、予選日の悲運のヒーローとなってしまった。「セクター3までアタックしていたので、赤旗はどうしようもなかった。ウォームアップで1周と2周、ストラテジーの違いが出てしまったが、仕方ない」と、公式映像のインタビューに答えた松下。
 


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