■塚越広大
「昨年春からほぼ1年かけて今回で8回目のテストでしたが、開発テストですので時間はどれだけあっても足りないですね。あっという間の1年でした。『NEXT50』のいろんな取り組みの中でたくさんのテストメニューをこなしてきましたが、その中で出来得る限りのフィードバックをさせていただきました」
「いよいよそれが形になるシーズンの開幕も近くなりましたが、私としても『SF23』で展開される今シーズンがものすごく楽しみです。マシンのエアロやタイヤも新しくなるので、ドライブする選手たちのコメントもとても気になります。オーバーテイクやバトルをたくさん生む、というところにかなり重点を置いたテストを行ってきましたので、昨年よりも接近戦やドライバーの駆け引きなどがたくさん展開されると嬉しいですね……今からワクワクしています」
■笹原右京
「今回から開発ドライバーを担当することになりましたが、まずはこのような機会を自分に提供いただいた方々へ感謝したいです。とてもありがたいと思っています。SF23をドライブするのが初めてですし、いきなりのウエット路面テストでした。スーパーフォーミュラのレースでもウエットのレースの経験がそれほどありませんでしたが、そんな条件の中でもSF23が、こんな特性なのかな……というフィーリングは掴めました」
「あと、やはりフォーミュラは楽しいですね! ドライバーにとって乗っていて楽しいと言うのはとても重要な要素ですし、やっぱり乗っている自分たちが楽しくないとお客様にも共感いただけないと思うので、『楽しいな、格好いいな』と思っていただけたら嬉しいですね。そのために自分が協力できることがあれば是非これからも取り組んでいきたいと思っています」
■永井洋治テクニカルアドバイザー
「いよいよ来週から鈴鹿ファン感や、合同テストが始まりますよね。新型車両が投入できたことが、まずは一番に嬉しいです。開発コンセプト通り、ドライバーの腕が十分発揮できるマシンになっていると思いますので、期待が大きいです」
「カーボンニュートラルに関しては、燃料など継続的な課題もありますが、ボディの素材やタイヤなど随所に取り入れられていますので、プロジェクト全体から見ると大きく前進しています。ファンの皆様、お客様には是非サーキットに来ていただいて、ご自身の目でSF23でのドライバーズバトルを見ていただきたいと願っています」