レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.05.21 22:47
更新日: 2017.05.21 22:57

流れ悪い小林、平手の2度の接触、表彰台逃した千代……オートポリスの悔しい面々

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


スーパーGT | 流れ悪い小林、平手の2度の接触、表彰台逃した千代……オートポリスの悔しい面々

 最後は4番手となった本山哲からステアリンを受け継いで、ファイナルラップまで表彰台を争ったS Road CRAFTSPORTS GT-Rの千代勝正。RAYBRIG NSX-GTとの3番手バトルでは、残り5周となった61周目にストレートで並び掛かり、アウトから並んで千代一度伊沢の前に出たが、その先の第2コーナーで黄旗が振られており、黄旗区間での追い越しの可能性を感じた千代はすぐに順位を戻したが、その後は伊沢に抑えられて表彰台を逃してしまった。

千代勝正
「めっちゃ悔しいですね。あとで分析してみたら、2番ポストの時にはすでに自分が前に出ていたんじゃないかと思うんですけど、すごく際どかったし、この大事な時にペナルティをもらいたくなかったので、まだチャンスはあると思って1回、順位を戻しました。その後もコース上で2コーナー、そしてセクター3でイエローフラッグが出ていて、抜くのはすごく厳しい状況でした」

「クルマは周りのクルマと比べたら戦えるポテンシャルは十分にあって、最後はクルマの限界までプッシュして、タイヤもすべて使ったんですけど、最後の10周、最終コーナーの手間でもずっと黄旗が出ていて、トラフィックのタイミングもあって、抜くチャンスがなかった。かなりフラストレーションが溜まるレース展開でしたね。100号車の伊沢(拓也)選手も、すごくブロックがうまくて、なかなかスキがない巧みな走りで押さえ込まれてしまいました」

「なんとか抜けたと思ったら、あの黄旗のタイミングだった。本当、悔しいけど、開幕戦のパフォーマンスから考えるとGT−Rの戦闘力がここまで上がって来れたのは本当にニスモと、チームのみんなの力のおかげだし、次につながるレースになったと思うので、また、全員が総力を挙げて、このクルマを勝てるようにして、ドライバーがしっかり応えられるように努力して強くなって次のレースに臨みたいと思います。それでも、うれしさよりも、100パーセント悔しいレースでした」

 マシンの速さがありながら、悔しい展開となってしまった3人のドライバーたち。しかし、見せ場は作った。これがレースと言われればそれまでだが、今回のオートポリスではGTらしい、バトルと接近戦の多いレース展開となった。上位の3人は次のSUGO戦の有力候補になることは間違いなさそうだ。

表彰台を争ったRAYBRIGの伊沢拓也とS Roadの千代勝正
表彰台を争ったRAYBRIGの伊沢拓也とS Roadの千代勝正


関連のニュース