■「この王座に満足せず、上のステップを目指す」と平川
また、スーパーGTのGT500、GT300の各チームチャンピオン授与式に続いては、全エントラントを代表してaprの金曽裕人代表があいさつ。「2018年はファンが驚くようなドライバーが参戦すると聞いておりますし、GT300にはまた新たな車種が登場すると聞いています」と来季より一層、エントラントたちによってスーパーGTを盛り上げていくと語っている。
チームチャンピオンの表彰に続いては、GT300、GT500のドライバーチャンピオンの表彰が行われた。GT300チャンピオンに輝いた谷口信輝と片岡龍也がそれぞれ王座獲得の喜びを語ったほか、GT500クラスでも平川亮とニック・キャシディがあいさつした。
「僕たちは23歳という年齢でチャンピオンを獲ることができました。まだ20年は現役生活があると思いますが(笑)、このチャンピオンに満足することなく、上のステップを目指し、また新しい記録を作りたいと思っています」と平川。
また、キャシディも「この舞台に立てるとは、数ヶ月前には信じられなかったよ。GTA、そしてレクサスとTRD、何よりトムスのファミリーの皆さんに感謝している」と語った。
最後に、GTアソシエイションの社員とともに坂東代表がふたたび登壇。将来の世界選手権も見据えつつ「クラス1統一規則のなかで、最速だけでなくチームの総合力を競う、世界最強のスーパーGTを目指し、世界のモータースポーツの発展、振興を目指す」と来季に向けても力強く宣言した。
「スーパーGTが生み出す経済効果をより一層高め、モータースポーツの文化を発展させていきたい。来年はさらなる進化を遂げ、皆さんと一緒に頑張っていきたい」
各ドライバー、チームが集い宴席をともにするなかで、さまざまなテーブルでは来季に向けた噂話や話し合いが展開されるシーンも見られた。すでにオートスポーツNo.1470でも報じているとおり、活発なオフシーズンが展開されることになりそうだ。