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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.06.27 12:01
更新日: 2019.06.27 12:04

JLOC 2019スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート

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スーパーGT | JLOC 2019スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート

決勝レース

日付:2019年5月26日(日)
天候:曇り/晴れ
決勝結果:88号車19位、87号車17位
観客動員数:3万6000人

2台ともに難しいレースで決勝レースを終える

 昨日に引き続き青空のもと決勝日がスタート。路面温度も高まるコンディションとなる。

 87号車はラップペースが序盤から厳しくなり、セーフティカー明けの周回にピットイン。88号車はプラン通りの戦略で第1スティントを終える展開に。後半スティントでは87号車が終盤大幅にタイムペースが落ちてしまい17位、88号車もタイヤトラブルの影響で19位と2台ともに厳しい結果にてレースを終えた。

T-DASH ランボルギーニ GT3(高橋翼/アンドレ・クート)
T-DASH ランボルギーニ GT3(高橋翼/アンドレ・クート)
小暮卓史/元嶋 佑弥
小暮卓史/元嶋 佑弥

コメント
87号車エンジニア 平井 成治

「今回は高橋選手でスタートをした。タイヤが新しいうちはアンダーステア気味ながらバランスは悪くなかったが、タイヤのデグラデーションが進むとオーバーステアが酷くペースを上げられない状況に」

「セーフティカー明けの21周目にピットイン。クート選手もタイヤのデグラデーションが進むにつれてペースが落ちていき、防戦一方のレースになってしまい結果17位でチェッカーを受けた」

「今回はコンディションとタイヤに上手く合わせることができず、ドライバーには厳しいレースをさせてしまった。次のタイも暑いレースになると思うが、チーム本来のパフォーマンスを出せるよう準備したい」

87号車 高橋 翼

「スタートは自分が担当をした。スタートは初めてでしたが無事こなすことができた。序盤はタイヤをセーブしながらペースを落とさないように走行。しかし中盤から終盤にかけてペースを保つことができず、苦しいスティントとなった」

「レース後半にクート選手へ交代後も同じくペースが上がらず、追い上げることが厳しい展開になり、17位でレースを終えることとなってしまった。今大会こそは前戦までの悪い流れを断ち切ろうと思って臨んだレースだったが、結果に繋げることができず非常に悔しい」

87号車 アンドレ・クート

「タイヤ選択などの影響でブリスターに悩まされるなど、とても難しいレースとなった。次戦タイではタイヤ選択の幅を持てる様にしたい」

88号車 小暮 卓史

「決勝のスタートは元嶋選手。決勝ペースは良くてチーム戦略も決まり、終盤までにはかなり良い展開になった。レース前半元嶋選手の頑張りとチーム判断によるピットタイミング、そしてリアタイヤのみの交換やピット作業の早さにより、僕が担当したスティントでは4番手でコース復帰し、かなり気分的にも高揚した」

「リア2本交換のためかマシンはアンダーステアだったが、ペースダウンもそれほどなく淡々と走行を重ねていた。しかしレースの終盤にリアタイヤがバーストするトラブルに見舞われることに」

「結局レースはタイヤトラブルにより台無しになってしまい本当に悔しかった。もし走りきれたなら表彰台ものれたと思うとなんとも言えない気持ち。チームは本当に良い雰囲気でパフォーマンスも高いので、次戦タイは必ず良いレースをしたいと思います」

88号車 元嶋 佑弥

「スタートからタイヤを守りながら走行していたが、他のマシンは僕よりタイヤが辛そうでした。そのためタイヤをマネージメントしながらも、楽に追いつくことができた」

「小暮選手へ交代してからもペースが良くて表彰台も狙えそうな状況だったが、残念ながらトラブルで下位に沈んでしまった。今回のレースは残念な結果だったが、僕達の体制はシーズン通して上位で戦えると自信がついた」

監督コメント

「スーパーGT第3戦鈴鹿。チームの地元でもあり、レギュラードライバー3人が育ったサーキット。スタッフも、連続してポディウムを目指し気合いが入っています!」

「ありがたいことにチーム全員が、勝ちを意識して作業してくれているように感じます。87、88号車ともにほぼおなじベースセットでスタートし、タイヤに優しいセットを目指しました。そして決勝のレース展開を考えセットアップを煮詰めていきました」

「予選は2台ともに残り10分でスタート。しかし何とアタックラップ中に赤旗が。タイヤのおいしいところを使ってしまったが、かろうじて小暮選手はQ1を突破」

「Q2は元嶋選手がアタック。1300キロを超える車体で私の知る限りセクター1は何と全体ベストを叩き出した! セクター2のデグナー1つめでもう少し道幅が広ければ、???ポジションだったかもしれません」

「87、88号車ともに、決勝は順位を争う状況にはなりませんでした。しかし次戦タイでは必ず結果は出ると思います。2台のレースカーと、ドライバーは全く問題なく活躍してくれているので、ご期待下さい!」


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