6位となったのは、終盤ジワジワとポジションを上げてきたハブオート・レーシングの35号車フェラーリで、見事プロ-アマクラスの優勝を飾った。レース後半、同じプロ-アマクラスの11号車フェラーリ、27号車フェラーリと同一周回の争いとなり、終盤リスタートでのペナルティを課されてしまうが、同じく11号車もペナルティを課されたこともあり、最後までクラス首位を死守。創立1年目のチームが、シーズンの最後に大きな勝利を収めることとなった。
一方、レース後半までワークス勢に食らいつく戦いをみせていたJLOCの88号車ランボルギーニ・ウラカンGT3(織戸学/平峰一貴/エイドリアン・ザウグ)だが、残り3時間ほどというところで電気系のトラブルが発生し、この修復のためにポジションを落としてしまうことに。最後は総合8位でチェッカーを受けた。
埼玉トヨペット・グリーンブレイブの52号車メルセデスベンツSLS AMG GT3(平沼貴之/服部尚貴/密山祥吾/番場琢)は、スピンやコースアウト等もあったものの、きっちりと走りきり最後は密山祥吾がチェッカーを受け総合14位/プロ-アマクラス4位に。aprの30号車トヨタ・プリウスGT(永井宏明/佐々木孝太/嵯峨宏紀)は、レース中盤にギヤボックストラブルが、後半にはオルタネーターのトラブルが起きてしまい、長くガレージで過ごすことに。最後は永井がふたたびコースインし、チェッカーを受けるも総合24位となった。
GT4Sクラスに参戦するトレーシースポーツ/ムータレーシングの39号車レクサスRC350(阪口良平/堀田誠/浜野輝彦)は総合18位でチェッカー。トレーシースポーツ/アミューズ&SPVレーシングの100号車トヨタ86(大井貴之/松井仁志/伊藤毅/ケニー・リー)は総合21位でチェッカーを受けた。白坂卓也、竹田直人らが乗り込むTCクラスの65号車セアト・レオンは終盤コースオフ等もあったものの、総合25位でチェッカーを受けている。今回のレースは参戦全車がチェッカーを受けた。