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スーパーGT ニュース

投稿日: 2022.08.07 00:29

muta Racing INGING 2022スーパーGT第4戦富士 予選レポート

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スーパーGT | muta Racing INGING 2022スーパーGT第4戦富士 予選レポート

SUPER GT
第4戦
FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100LAP RACE

富士スピードウェイ
予選:8月6日
天候:曇り
コース状況:ドライ

予選:16位

 2022年SUPER GTシリーズ第4戦は2か月のインターバルを挟み富士スピードウェイにおいて100周(450km)レースとして開催。ゴールデンウィークの第2戦同様、通常の300kmレースに比べ1.5倍の距離を走り2回の給油が義務付けられるが、ドライバーは加藤寛規と堤優威、レギュラーの2名で戦うこととした。

 夏休みに入った富士スピードウェイ。しかしレースウィークは真夏の暑さはなく、公式予選の行われる6日朝は濃霧に包まれた。幸い霧はSUPER GTの公式練習までにはほぼ晴れ、多少ガスの掛かる中プラクティスは始まった。今回GT300クラスのエントリーは通常より少ない26台。コースは序番こそうっすらと濡れていたが、徐々にドライ路面となった。このセッションでは加藤が15周、堤が16周走り込みセッティングとタイヤを確認。堤のベストタイム1分37秒328はトップから0.272秒差の4位とまずまずの走り出しとなった。
 
 公式予選Q1は気温21℃、路面温度28℃とやや肌寒いコンディションの15時に始まった。26台がエントリーしたGT300クラスは、チームランキングにより13台ずつのA組とB組に分けられたが、muta Racing GR86 GTはB組に区分。この中でトップ8に入りQ2進出を目指した。15時18分に始まったB組のQ1を担当したのは堤で、4周をかけタイヤを温めると5周目に1分37秒459で4番手に。さらに堤は次の周回で1分36秒671へタイムアップし3番手に順位を上げ、無事Q2への進出を果たした。

 Q2は15時55分から10分間で行われた。このセッションでは加藤がステアリングを握ってコースイン。4周目に1分38秒054をマークし5周目に1分37秒771へタイムアップしたが、6周目はタイムアップならず16番手。これで決勝レースのグリッドが確定した。

 明日の決勝は14時に100周(450km)レースとしてスタートする。長丁場のレースで何が起こるかわからない。戦略も含めひとつでも上の順位を目指しチーム一丸となり戦いたい。

加藤寛規

「公式練習は燃料積んでずっと走っててそんなに悪い感じではありませんでした。Q2でニュータイヤを履いてみたのですが、僕もクルマにドライビングを合わせられないし、ブレーキングでクルマが暴れるというかちゃんとセッティングできていないので分からないのですが、短いセッションではうまくまとめることができませんでした。これから行うミーティングでしっかり戦略を考えます。決勝は悪くないと思っています」

堤優威

「クルマが良くてニュータイヤにも合っていて速かったです。決勝に向けては課題もあるし、正直なところレースでしかテストができていないのですが、そういう中では良いポテンシャルを出しているのかなとは思います。今回はQ1とQ2で履いているタイヤも違ったので、加藤さんにとって難しいところもあったと思います。前回の鈴鹿のように暑くないし、長めに乗ることになっても大丈夫でしょう。レース自体は長いので何があっても対処できるよう頑張ります」

渡邊信太郎チーフエンジニア

「今回用意したタイヤでマッチングの良いタイヤと良くないタイヤがあり、その差がタイムや乗りやすさに出た部分がありました。堤選手はうまくまとめてQ1も3番手で抜けました。ロガーを見るともう少し詰めることもできるしトップとは僅差だったので、間違いなくトップクラスのところで走れているという感じです。加藤さんはうまくまとめられずタイムを上げられませんでした。明日はスタートタイヤの抽選次第で戦略を考えます」


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