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スーパーGT ニュース

投稿日: 2023.04.18 11:28
更新日: 2023.04.18 11:58

「そんなミラクルあっていいのか」「もしかしたら2位」「何が何だかわからない(笑)」【第1戦GT500決勝MixVoice2】

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スーパーGT | 「そんなミラクルあっていいのか」「もしかしたら2位」「何が何だかわからない(笑)」【第1戦GT500決勝MixVoice2】

■16号車ARTA MUGEN NSX-GT 福住仁嶺 予選9番手/決勝11位
「ここまでたくさん走ることも今までなかった」

 9番手からスタートした福住は最初の雨のタイミングでステイアウトを選択するも、その直後のFCY〜SCでピットタイミングを逃してしまう。ようやくピットインできた20周目には最後尾まで順位を下げるも、そこから福住は我慢の走りを展開。ドライバー交代の周回数ギリギリまで引っ張るが、そこで赤旗が出てピットクローズ。ドライバー交代ができない状況になったが、オフィシャルの許可を得たとのことでピットインしてドライバー交代。そして5位でフィニッシュすることになったが、後に『赤旗ラインの無視」とのことで100秒加算の11位となってしまった。

(決勝直後は5位フィニッシュ。後に赤旗100秒加算で11位)仮に5位だったとしても、まったくその順位に相応しい内容だったとは言えないですね。僕らの今の実力で言うと、そこにはいなかったと思います。クルマのポテンシャルだけで言うとかなりいいところにいた感覚ではありました。コンディションが変わった状況で最初にステイアウトしましたが、その後も普通にレースができるポジションに戻るためにいろいろやりようはあったと思うのですけど、ちょっとうまく噛み合わなかったですね」

 16号車は目まぐるしく変わる天候と順位の中、ピットタイミング、そしてチームとの無線でのやり取りを含めて、走行中のドライバーとの意思疎通が今後の課題となったようだ。

「結局、ピットに入ってタイヤを変えてコースインしたタイミングが悪くて、GT300の一番後ろで再スタートしなければいけない状況になってしまった。そのタイミングが違えばまだまだ勝負権もあったと思います。僕がここまでたくさん走ることも今までなかったですし(苦笑)、チームとのコミュニケーション含めて状況がちょっとわからなかったので、僕自身も含めてまだまだ良くなれるところはたくさんあるので、もっともっと強いチームにできるなと感じました」

■1号車MARELLI IMPUL Z平峰一貴 予選12番手/決勝6位
「ノーペナルティでノーミスで行けたので良かった」

 予選で12番と低迷してしまった昨年チャンピオンの1号車。スタートを担当したベルトラン・バゲットは41周目まで走行を続け、5番手まで順位を上げたところで平峰に交代。コースに戻った時には平峰は一時8番手に順位を下げるも、最終的には7位でチェッカーを受け、16号車のペナルティで6位フィニッシュとなった。

「もともと予選の順位が順位だったので、とりあえずポイント圏内で最低でも1点を取ることが目標のような感じだったので、とりあえず7位で終わることができて(その後6位に昇格)、少し良かったかなと思いました。自分が走っている時の1回目に赤旗が出た時はそんなに雨量は多くないのにな、と思っていたのですけど、最後の方はもう雨量は多かったですね。今日はしっかり生き残ると言うことが大事だったので、ノーペナルティでノーミスで行けたので、そうしたら自然と順位も上げられたので良かったかなと。ノーポイントが一番危ないですからね」

2023年スーパーGT第1戦岡山国際サーキット決勝
予選12番手から昨年王者MARELLI IMPUL Zは我慢強い走りで6位入賞

■ホンダNSX-GT 佐伯昌浩スーパーGTプロジェクトリーダー/往西友宏チーフエンジニア
「いろいろ思うところはありますけど、まずまずのスタートが切れた」

8号車 ARTA MUGEN NSX-GT 予選7番手/決勝3位
16号車 ARTA MUGEN NSX-GT 予選9番手/決勝11位
17号車 Astemo NSX-GT 予選13番手/決勝7位
64号車 Modulo NSX-GT 予選3番手/決勝10位
100号車 STANLEY NSX-GT 予選8番手/決勝12位

佐伯氏
「今日は非常に荒れた展開になって、レース展開的にはどれが正解だったかはちゃんと検証しないとわかりませんけど……まあ検証してもわからない部分もあるかもしれませんけど、NSX勢としては全車完走することができました。車両交換ペナルティ、10秒STOPもらった8号車が表彰台に乗り、いろいろ思うところはありますけど、まずまずのスタートが切れたかなと思っております。次のレースもミスなくしっかりポイント重ねていってチャンピオンを目指しますので、応援よろしくお願いします」

往西氏
「ドライのままレース出来てればどうだったのかな、というのは確認したかった。そこは今回残念でしたけど、次戦以降ということで。あとはウエット路面ではNSX勢の中でも選択したタイヤによってずいぶんペースが良いクルマ、良くないクルマが出てしまったところがあったので、タイヤ選択の見極めとかが今後の課題になったなと感じております」


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