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スーパーGT ニュース

投稿日: 2024.05.03 21:53
更新日: 2024.05.04 19:43

Team LeMans 2024スーパーGT第2戦富士 予選レポート

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スーパーGT | Team LeMans 2024スーパーGT第2戦富士 予選レポート

Team LeMans Pressrelease

2024 SUPER GT Round2,“FUJI GT 3HOURS RACE”

●5月3日(公式練習/予選)スーパーGT第2戦『FUJI GT 3HOURS RACE』は、恒例となったゴールデンウイーク開催となりました。搬入日となる木曜日からテントを貼り、キャンプを楽しみながら観戦するファンもかなり増え、予選当日となる金曜日には、渋滞をものともせずに早朝から多くのファンが富士スピードウェイへと詰めかけてくれました。

 木曜日のぐずついた天候が一転し、初夏を思わせる快晴で迎えた公式練習は、気温18℃、路面温度24℃というコンディションでスタートとなりました。Team LeMansの6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARIは、開幕戦でスタートからトップグループを走る速さは見せたものの、ドライバー交代のタイミングとピット作業のロスタイムで大きく順位を落とし、そこから挽回しての10位入賞、ポイント獲得という結果でした。ニューマシンを投入したという意味では手ごたえある内容でしたが、そこに満足しているわけにはまいりません。特にここ富士スピードウェイでは、シーズン開幕前の公式テストでもトップタイムをマークしており、今回はGT300クラスでの初優勝を狙うべく、万全の体制で臨んでいます。
 
 公式練習開始と同時にニュータイヤでコースインしたロベルト・メリ・ムンタン選手は、予選のシミュレーションとして5周目に1分37秒525をマークし、続く6周目に1分36秒539でトップに立ちます。
 
 代わってドライブした片山義章選手は計測5周目に1分38秒132をマークしてピットイン。予選に向けてフレッシュタイヤでのフィーリングをチェックし、そのままロングランに突入。トータル30周を終えたところでタイヤのデグラデーションを確認すると、ふたたびロベルト・メリ・ムンタン選手が異なるコンパウンドのニュータイヤで1分37秒490をマーク。チームは最終的に3番手で朝の公式練習を終えました。
 
 片山義章選手は走行後に「路面温度が予想以上に高いせいか、全体的にグリップ感がなく、ニュータイヤは問題ないにしても、ロングでは少し期待より厳しい感じでした」とライバルたちのタイムをチェックしながら語りました。
 
 エンジニアのマッティアは、「ニュータイヤでのアタックは問題ないが、ロングランでのアベレージタイムがまだ満足できない。路面コンディションの変化も大きかったようだし、明日の決勝はもっと気温、路面温度が上昇しそうなので、どちらのコンパウンドのタイヤで行くのか悩ましい」とデータ解析に余念がありません。

Team LeMans 2024スーパーGT第2戦富士 予選レポート
UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ロベルト・メリ・ムンタン) 2024スーパーGT第2戦富士

 午後の予選は14時25分にスタート。気温23℃、路面温度38℃というコンディションの中、今回は抽選によってまずは予選Q1グループBがスタートしました。予選Q1担当のロベルト・メリ・ムンタン選手がコースインし、慎重にタイヤを温めて4周目に1分37秒027をマーク。5周目も連続アタックしましたがタイムアップはならず。しかし最終的に13台中6番手で予選Q1を終え、上位16台でポールポジションを争う予選Q2 UPPER16へと進出しました。
 
 15時36分、予選Q2 UPPER16がスタート。片山義章選手はコースインして4周目に1分37秒206をマークしたものの、順位的には予想以上に厳しい14番手。Q1、Q2の合算タイムでは17番手となり、チームとしてもドライバーとしても、不本意な予選結果に終わることとなりました。しかし明日の決勝は3時間の長丁場。ひとつでもポジションをアップすべくさまざまな戦略をシミュレーションし、チーム一丸となって戦う所存です。

Team LeMans 2024スーパーGT第2戦富士 予選レポート
2024スーパーGT第2戦富士 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ロベルト・メリ・ムンタン)

■ロベルト・メリ・ムンタン選手のコメント

「今日は朝の公式練習では、予選に向けてまずまずの手ごたえを感じていました。しかし実際に予選が始まると、自分としてはトップ3に入る走りだと思ったのに、実際のタイムが伸び悩んでおり、順位的には6番手でトップ8に入れたのでまずまずでしたが、納得がいかない結果でした。走行後にデータを確認したところ、最高速が朝と比べても明らかに遅く、それが原因だったとわかりました。何かがおかしいのは確かなので、明日はその問題が解決していることを願っています」

■片山義章選手のコメント

「朝の公式練習での予選シミュレーションは問題なく、ロングランがいまひとつタイム的に満足できない結果でしたが、午後の予選は運が悪かっただけではすまない結果でした。予選でのマシンのバランスは公式練習よりかなり良くなっていたし、フィーリング的にはいける感触はあったのですが、蓋を開けてみると直線ではランボルギーニに比べても8km/hは遅かったですし、それだけで1周で0.8秒は遅い計算でした。レースにタラ、レバはないですが、抽選でグループAが先に走り、自分たちがあとで走っていれば、総合タイムでは全然違った結果になっていたと思います。明日は厳しい戦いになるとは思いますが、自分たちの本来のポテンシャルを信じて、頑張りたいと思います」

■小倉啓悟チーム監督のコメント

「朝の公式練習はまずまずの内容でした。予選Q1のロベルト選手に関しては、公式練習時と比べてストレートの最高速が伸びなかったのが不可解で、明日までに原因を究明して対策せねばなりません。またコースコンディションの変化によって、今回は予選Q1グループBより予選Q1グループAのほうが全体的にタイムが良く、予選Q2を戦ったあとに総合タイムで予選順位を出した場合、予選グループAで走ったチームが有利になるのは、新ルールの予選方式ならではの難しさですね。明日は今日より気温、路面温度ともに高くなりそうですし、ライバルたちのタイヤ選択はわかりませんが、自分たちは選んだタイヤに合わせてしっかりと戦略を練って、ひとつでも上位を目指すべく頑張ります。応援よろしくお願いします」


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