NEWタイガーシリーズは、「スポーツバイクのDNAを持つ」として、Moto2に供給予定のものと同じく、3気筒のエンジンを搭載。レスポンス向上や、1速ギヤのショート化などにより、オフロード/オンロードでの走行性能が改善されている。
上位モデルにあたるタイガー1200は、バイクの『1st Class』をスローガンに、先代モデルから最大11kgの軽量化が行われ運動性能が向上。また、キーを挿さずにエンジンを指導できるキーレスシステムやバイクの設定を簡単に変更できるようメーターに5インチのフルカラーTFTディスプレイを採用。グリップヒーター・シートヒーターといった快適装備も整えられた。
兄弟車のタイガー800は軽量な車体が生み出す軽快なライディングが特徴のモデル。こちらもレスポンスの向上が図られたエンジンを搭載するほか、タイガー1200同様に操作しやすい5インチのフルカラーTFTディスプレイが採用されている。
発表会にはダカールラリーなどにも参戦経験を持ち、タイガーシリーズのアンバサダーを務める柏秀樹、風間晋之介も登場。プライベートでもトライアンフのバイクを愛用しているという柏は「3気筒ならではのエンジン音、4気筒と異なるサウンドが乗っていて楽しいですね。また、ロングツーリングなればなるほど疲れにくいんですよ」と新製品の魅力をPR。
1月に行われたダカールラリーの第40大会を完走した風間は「今までいろいろなオフロードバイクに乗ってきましたが、タイガーやスピードトリプルといったトライアンフのバイクはスポーティで別格だと思います。(新型のタイガーは)よりレーシーでスポーティなので、サーキットの走りも試してみたいです」と目を輝かせた。