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MotoGP ニュース

投稿日: 2018.09.07 19:38
更新日: 2018.09.08 19:36

MotoGP譲りのV4エンジンを搭載したドゥカティ・パニガーレV4 Sの乗り味を検証/市販車試乗レポート

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MotoGP | MotoGP譲りのV4エンジンを搭載したドゥカティ・パニガーレV4 Sの乗り味を検証/市販車試乗レポート

 さっそくエンジンをかけ走り出してみる。軽い車重と200馬力オーバーのエンジンスペックから凶暴なモンスターマシンを想像するが、実際に公道を走ってみるとそうではなかった。独特のエンジンから生まれるドゥカティの乗り味はそのままに、国産スーパースポーツと同様スムーズに加速していった。

 コーナーでは、スーっと倒れ込んでいき安定して曲がっていく。Lツインの時は、スパッと切れ込むような感覚があったため、そこを意識しながら乗っていたが、V4では自分が思い描いたように曲がってくれた。これはエンジンの気筒数が2気筒分増えたことにより、重量配分のバランスがより高まったおかげなのかもしれない。

ドゥカティ・パニガーレV4 S
ドゥカティ・パニガーレV4 S
ドゥカティ・パニガーレV4 S
ドゥカティ・パニガーレV4 S

 パニガーレV4はRACE、SPORT、STREETの3つのモードが選択可能でそれぞれの状況に合わせて走りを変えることができる。最初に走り始めた時はSTREETを選択。このモードでは、トラクションコントロールの介入レベルが高く設定されているため、強力なパワーをもつバイクでも不安なく扱うことができたのだろう。また、Sバージョン標準装備のオーリンズ製電子制御サスペンションにより、スーパースポーツを一般公道で走らせるときに感じる路面からの強い衝撃も軽減してくれることから、街乗りも難なくこなしてくれると感じた。

ドゥカティ・パニガーレV4 Sに跨る生田ちむさん
ドゥカティ・パニガーレV4 Sに跨る生田ちむさん
リヤにもオーリンズ製の電子制御サスペンションを装備
リヤにもオーリンズ製の電子制御サスペンションを装備
メーターは液晶ディスプレイ。速度や回転数も非常に見やすかった。
メーターは液晶ディスプレイ。速度や回転数も非常に見やすかった。

 クラッチを握らずにシフトアップ・ダウンできるドゥカティ・クイック・シフトアップ/ダウン(DQS EVO)も優秀で、加速中のシフトアップも滑らかだ。シフトダウン時には自動で回転数を合わせてくれるため、大きな変速ショックなくギヤを下げることができた。このDQS EVOは、パニガーレV4の全モデルに標準で装備されている。

右ステップ
右ステップ
左ステップ
左ステップ
ドゥカティ・パニガーレV4 Sと生田ちむさん
ドゥカティ・パニガーレV4 Sと生田ちむさん


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