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MotoGP ニュース

投稿日: 2018.12.19 18:30
更新日: 2018.12.20 16:47

ペドロサがMotoGPで歩んだ軌跡【1】250ccクラスで連覇達成。満を持して最高峰クラスへ

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MotoGP | ペドロサがMotoGPで歩んだ軌跡【1】250ccクラスで連覇達成。満を持して最高峰クラスへ

 2004年、ペドロサは250ccにステップアップ。チーム・テレフォニカ・モビスター・ホンダ250から、ホンダRS250RWを駆って参戦した。このときチームメイトだったのが、現在Moto2クラスのイデミツ・ホンダ・チーム・アジアとMoto3クラスのホンダ・チーム・アジアで監督を務める青山博一。ペドロサと青山はプーチの下で指導を受けながら、チームメイトを超えた友情を育んだといわれている。

ペドロサが「一番うれしかったレース」とする2004年250ccクラスデビューレース、南アフリカGP
ペドロサが「一番うれしかったレース」とする2004年250ccクラスデビューレース、南アフリカGP

 このシーズン、ペドロサは250ccクラスのデビューレースである開幕戦南アフリカGPで優勝を果たした。12月14日掲載の『現役引退のペドロサが明かす胸中。「いつか必ずタイトルを獲れると信じていた」/特別インタビュー前編』のなかで、このレースがペドロサにとって“一番うれしかったレース”だと語っている。

 その詳細はインタビュー記事に譲るが、前述のとおり2003年オーストラリアGPで両足首を骨折したペドロサは、125ccマシンから250ccマシンへの乗り換えに重要なオフシーズンを、満足な形で過ごせなかったという。そんななかで上がった表彰台の頂点だった。ペドロサはこの年、全16戦中7勝を挙げ、実に13度もの表彰台を獲得。250ccクラス初年度にしてタイトルを手にした。

2004年、250ccクラス参戦初年度でタイトルを獲得したペドロサ
2004年、250ccクラス参戦初年度でタイトルを獲得したペドロサ

 翌2005年も250ccにとどまったペドロサ。このシーズン、同クラスにはケーシー・ストーナー、ホルヘ・ロレンソ、アンドレア・ドヴィツィオーゾといった、現在もMotoGPで活躍する顔ぶれがそろっていた。ペドロサはこの年8勝を挙げ、アプリリアのストーナーが5勝。ほぼこのふたりで星を分け合う形となったが、全16戦中11戦で表彰台に上ったペドロサが250ccクラスで連覇を果たした。

 そして2006年、ペドロサはロードレース世界選手権最高峰クラスである、MotoGPクラスにステップアップすることになる。

ペドロサはチャンピオンナンバー"1"をつけて2005年も250ccクラスに参戦した。後方を走るのはロレンソ
ペドロサはチャンピオンナンバー”1″をつけて2005年も250ccクラスに参戦した。後方を走るのはロレンソ
このシーズンはMotoGPクラスでも競い合うロレンソやストーナー、ドヴィツィオーゾが250ccクラスに参戦していた
このシーズンはMotoGPクラスでも競い合うロレンソやストーナー、ドヴィツィオーゾが250ccクラスに参戦していた

ダニ・ペドロサ 2001年~2005年リザルト

シーズン クラス 参戦数 優勝 2位 3位 表彰台獲得数 ポール バイク ポイント ランキング
2001 125cc 16 0 0 2 2 0 Honda 100 8
2002 125cc 16 3 3 3 9 6 Honda 243 3
2003 125cc 14 5 1 0 6 3 Honda 223 1
2004 250cc 16 7 5 1 13 4 Honda 317 1
2005 250cc 16 8 3 0 11 5 Honda 309 1

ペドロサがMotoGPで歩んだ軌跡【2】へ続く

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