また、あわせてアウディは実際にサーキットを走行できるレーシングカーとしてアウディ・ビジョン・グランツーリスモのプロトタイプも公開した。これまでビジョン・グランツーリスモに携わるメーカーが実車スケールのモデルを公開したことはあったが、実際に走行できる状態のマシンを作り上げたのはアウディが初めてだ。
このプロジェクトでチーフデザイナーを担当したマルク・リヒテックは「走行可能なモデルを公開できたことは、我々の誇りだ」と述べている。
「バーチャル世界でコンセプトカーを作る際は、実際には不可能なことでも盛り込める自由があるが、我々は空想上にしか存在しないクルマを作りたくなかった。我々の目標は実際に走行できる車両を作ることだった」
「アウディ e-tron ビジョン・グランツーリスモは、アウディが目指す電動モビリティの象徴なんだ」
このプロトタイプは4月13~14日に行われるフォーミュラE第7戦ローマE-Prixに登場してデモ走行を行うほか、以降も世界各地のイベントに登場する予定となっている。現時点で日本国内でデモ走行が行われるか不明だが、続報に期待したい。
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