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投稿日: 2018.09.18 14:55

アウディ、旗艦モデルの『A8』『A7』を刷新。自動運転や48V電動系など先進技術が満載


クルマ | アウディ、旗艦モデルの『A8』『A7』を刷新。自動運転や48V電動系など先進技術が満載

 1994年の初代登場から、つねに“Vorsprung durch Technik(技術による先進)”を体現してきた、アウディのフラッグシップセダンの第4世代モデル『アウディA8』が、同じプラットフォームを共有する『アウディA7スポーツバック』とともにフルモデルチェンジされた。量産車では世界初搭載となるレーザースキャナーを含めた“自動運転レベル3”対応の機能や、タッチスクリーンによるユーザーインターフェイス、48Vのマイルドハイブリッドなど多くの先進技術を搭載し、『アウディA8』が10月15日から、『アウディA7スポーツバック』は先行して9月6日より発売開始となっている。

 日本市場では道路交通法の規制によりレベル3機能の完全な活用はまだ未解禁ながら、この『アウディA8』は量産車として世界初の搭載事例となるレーザースキャナー(フロント:1基)を始め、ミリ波レーダー、カメラセンサー、超音波センサーを合わせて最大23ものセンサーを搭載。これらセンサーからの膨大な情報を統合的に分析して高度な周辺環境モデルを構築する、セントラル ドライバーアシスタンス コントローラー(zFAS)も採用し、先進安全運転支援機能(ADAS)としても最高峰となる、人間の感覚に近い、遅れの少ない自然な制御を実現した。

 これまでも量産車としていち早くアルミニウムのモノコックを導入してきた『アウディA8』は、この4代目でも軽量化技術をさらに磨き上げ、全長5170mm、全幅1945mm、全高1470mm、そしてホイールベースは3000mmという堂々たるボディサイズながら、アルミニウム、スチール、マグネシウム、そしてカーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)を効果的に組み合わせた複合素材で構成されたボディにより、最軽量グレードで2040kgの車両重量に収めている。

 それら異なる素材を精密かつ耐久性高く接合するため、ボディには14種類もの接合技法が投入されており、極めて高強度・高剛性な骨格を実現。結果として、正確なハンドリングや静粛性を実現し、先代比24%アップのねじり剛性を持つ、パフォーマンスの高いボディが作り上げられた。

 そのボディに搭載される注目のパワートレインには、340PSの3リッターV型6気筒直噴ターボ(Audi A8 55 TFSI quattro)と、460PSの4リッターV型8気筒直噴ツインターボ(Audi A8 60 TFSI quattro)の2種類のガソリンエンジンを用意。軽量アルミ合金クランクケース、90度のVバンク角、バンク内ターボチャージャーなど、多くの技術を共有するモジュラー型の高効率エンジンとなり、そこに高電圧48Vのマイルドハイブリッドドライブシステム(MHEV)をドッキングした。

32個のLEDを個別に点灯制御するマトリクスLEDや、時速70km/h以上で作動するアウディ レーザーライトも装備
水平基調が継続されたインテリアでは、物理的ボタンを廃したMMIタッチレスポンスを初採用
アウディコネクトによるオンライン接続も標準、トランク容量は505リッター(VDA法)となる


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