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クルマ ニュース

投稿日: 2018.09.19 15:01
更新日: 2018.09.19 16:46

フェラーリ、1950年代のレースカーをモチーフにした特別モデル『モンツァSP1/SP2』を世界初公開

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クルマ | フェラーリ、1950年代のレースカーをモチーフにした特別モデル『モンツァSP1/SP2』を世界初公開

 フェラーリは9月18日、イタリア・マラネロのファクトリーで、同社の最新限定モデル『フェラーリ・モンツァSP1』および『モンツァSP2』をワールドプレミアした。

 跳ね馬をシンボルとするラグジュアリーメーカーが新たに送り出す限定スペシャルモデルシリーズ、『ICONA(イコナ)』の記念すべきファーストモデルとして登場した『モンツァSP1』と『モンツァSP2』は、史上もっとも刺激的とされる1950年代のフェラーリからインスピレーションを受けたデザインと、今日の最新スポーツカーの技術が盛り込まれた特別モデルだ。

 フェラーリの指定するVIPとコレクターを対象とするこれらのモデルは、大枠では現代の視覚的に複雑な造形を避け、1940~50年代の世界スポーツカー選手権で活躍したフェラーリ166MMバルケッタや750モンツァ、860モンツァといった伝説のマシンにインスピレーションを受けた純粋なデザインを纏っている。その上でヘッドライトやバー型のテールライト、5本スポークにひねりを加えたホイール、さらにインテリアでは独特のデザインが採用された。

 シングルシーターのSP1は、これまでにないドライブ体験を実現する妥協のないロードカーとして開発され、パッセンジャーシートが設けられるSP2でもSP1と同様にわずかな保護スクリーンのみの装備とすることで、F1ドライバーをはじめとするシングルシータードライバーでしか得られなかった速度感を感じられるように設計されているという。

SP1、SP2ともにフロントウインドウを備えずスクリーンのみを装備する
シングルシーターのモンツァSP1 フロントビュー
フェラーリ・モンツァSP1 コクピット
テールライトはバー型のものが採用されている

 カーボンファイバー素材をボディシェルに採用する同モデルの車両重量はSP1が1500kgとなり、2シーターのSP2でもわずか1520kgとなっている。

 エンジンは車両フロント部に6.5リッターV12を搭載。最高出力810PS/8500rpm、最大トルク719Nm/7000rpmはすべて後輪に送られ、その車両スペックは最高速度は300km/h以上、0-100km/h加速2.9秒、0-200km/h加速は7.9秒になると発表された。

 また今回、フェラーリはSP1、SP2を所有するオーナー向けに高級ブランド、ロロ・ピアーナ、ベルルッティと協力して、エレガントなジェントルマンドライバーにインスパイされたレーシングオーバーオール、ヘルメット、グローブ、スカーフ、ドライビングシューズに至る各種ギアを揃えたとアナウンス。これらの装備品はドライビングにおける快適さと最適なフィット感を満たし、運転中の自由度を広げるの寄与するという。

■『フェラーリ・モンツァSP1』『モンツァSP2』概要

●エンジン
タイプ:65度V12自然吸気エンジン
排気量:6498cc
最高出力:603kW(810PS)/8500rpm
最大トルク:719Nm/7000rpm
●ボディ
全長:4657mm
全幅:1996mm
全高:1155mm
乾燥重量:1500kg(SP1)、1520kg(SP2)
●パフォーマンス
0-100km/h:2.9秒
0-200km/h:7.9秒
最高速:300km/h以上

ワールド・プレミアされたモンツァSP2(左)とモンツァSP1(右)
モンツァSP2 サイドビュー
モンツァSP2のコクピット
SP2ではロールバーがパッセンジャー側にも備わる
2シーターのフェラーリ・モンツァSP2


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