2018年11月に日本市場への導入が発表されていたプジョーブランドのフラッグシップで、新たにファストバックスタイルを採用した『508』の日本仕様が公開され、全3グレード構成で3月20日より発売が開始されている。
先代までのスリークなセダンボディから脱却し、より低く、よりタイトな4ドアファストバックスタイルという攻めのモデルチェンジを果たした新型『508』は、デビュー時より高いダイナミクス性能で定評あるEMP2プラットフォームとアクティブサスペンションを採用するとともに、インテリアでは第2世代となる新i-Cockpitや厳選されたマテリアルを使用した質感の高いデザイン空間を実現した。
さらにレーンポジショニングアシスト、アクティブクルーズコントロール、ナイトビジョンに第2世代アクティブセーフティブレーキといった各先進機能の採用も含め、安全性、ダイナミズム、乗り心地の全方位、あらゆる要素でDセグメントの「概念を変える」モデルと位置付けられている。
フロントエンドは今後のプジョーデザインを印象付けるアグレッシブなものとなり、切り立ったフロントグリルとフルLEDライトで構成。ボンネット先端には往年のモデルへのオマージュでもある車名ロゴが入れられ、バンパーとスポイラーを垂直に通るLEDデイタイムランニングライトと相まってシャープで個性的な表情を作り出している。
またサイドからリヤにかけては、窓枠のないサッシュレス構造とされたウインドウからライオンの爪痕を想起させる3本のLEDラインを持つテールライトへとラインが繋がり、凹凸のない流麗なガラスハッチとスムースな一体感をみせる。
そしてプジョー独自のユーザーインターフェースとなるi-Cockpitも第2世代へと進化し、コンパクトなステアリングホイールを主軸に、その上部から計器類を視認するアウターホイールメーターや8インチのセンタータッチスクリーン、そして12.3インチのデジタルヘッドアップディスプレイ(HUD)を採用。
HUDは6種類の表示モードを持ち好みに応じたカスタマイズも可能で、メーター類とあわせて視線移動の少ない安全性に配慮したドライビング空間を実現している。
また中央のタッチスクリーンはインテリアのデザインに溶け込み、その下にピアノのキーのような7つのトグルスイッチを配することで、ナビ、エアコン、ラジオなど主要な機能にはダイレクトにアクセスが可能となっている。