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国内レース他 ニュース

投稿日: 2024.04.01 17:07
更新日: 2024.04.03 17:07

ポルシェカレラカップジャパン2024 第1戦(鈴鹿)プレビュー

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国内レース他 | ポルシェカレラカップジャパン2024 第1戦(鈴鹿)プレビュー

 ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2024シリーズ第1戦を、鈴鹿サーキット(三重県)で 2024年4⽉5⽇(金)、6日(土)、7⽇(日)に開催いたします。

 世界最速のワンメイクレースシリーズとして世界各地で開催されているポルシェカレラカップ。日本国内では2001年から開催されており、今年で24年目を迎えるPCCJは、国内におけるワンメイクレースとしてもっとも長い歴史を誇り、昨年開催200戦を迎えた。

 レース車両は導入3年目となる『911 GT3カップ(タイプ992)』で、ドライサンプ潤滑方式を備えた高回転ユニットの水冷式4リッター水平対向6気筒エンジンを搭載し、8400rpmで最高出力375kW(510PS)を発揮する。ワイドながら軽量のターボ仕様のボディを採用し、空力ダウンフォースに優れたスワンネックタイプの大型リヤウイングを備えている。

 今シーズンのPCCJも例年どおり、F1日本GPやスーパーGTなどのビッグイベントのサポートレースとして6大会11戦で開催される。だが、そのカレンダーは若干変更されている。近年、F1日本GPのサポートレースとして開催されていたPCCJは最終戦だったが、F1日本GPが今年から春開催に変更されたためPCCJの開幕戦として行われる。

 PCCJがF1サポートレースとして初開催されたのは2007年のエキシビジョンレースで、翌2008年からシリーズの一戦として正式にカレンダーへ組み込まれた。だが、2019年は台風の影響でPCCJのF1サポートレース開催は中止。さらに2020年と2021年は新型コロナウイルス感染症によるF1日本GP自体の開催中止などを経て、2022年から再開されたPCCJ F1サポートレース開催は今年で15回目を迎える。

 開幕戦の舞台となる鈴鹿サーキットは全長5.807kmの国際サーキットで、低速、中速、高速の各コーナーがバランスよく配置されている。コースレイアウトに立体交差する部分があり、右回りと左回りが入れ替わる8の字型が特徴で、F1ドライバーからの評価も高いサーキットとなっている。

 そのサーキットで戦いを繰り広げるPCCJドライバーは、『プロクラス(Pro)』(ホワイトゼッケン)、『プロアマクラス(ProAm)』(イエローゼッケン)、『アマクラス(Am)』(オレンジゼッケン)の3クラスに区分される。ただし、プロクラスは個別の順位に応じたレース毎の賞典及びシリーズ賞典の設定はなく、各レースのオーバーオール(総合順位)結果に沿ったオーバーオールポイントのみを獲得する。

 その一方で、プロアマクラスおよびアマクラスのドライバーはクラス別の順位に沿ったクラスポイントとオーバーオールポイントの両方を獲得する。そして、シリーズチャンピオンは最終的なオーバーオールポイントのランキング1位のドライバーに与えられ、プロアマクラスおよびアマクラスは最終クラスポイントで最多となったドライバーが当該クラスのチャンピオンとなる。

 プロクラスは、PCCJで優勝経験を持つ#7 山田遼、昨年はスーパーGTのGT300クラスにフル参戦した#60 伊東黎明、昨年ポルシェスプリントチャレンジジャパン(PSCJ)のGT3-Iクラスでチャンピオンを獲得した#90 呉良亮に加え、ポルシェジャパンジュニアドライバーとして昨シーズンはPSCJのGT4クラスで最多勝を納め、今シーズンPCCJにステップアップした#91 平安山良馬の4名がシリーズエントリーする。

 さらに今回の開幕戦には、2020年と22年のSUPER GTのGT300クラスチャンピオンである#66 藤波清斗がリザーブドライバーとして参戦。今年のプロクラスはチャンピオン経験者不在だが、実力者揃いで初戦から熱い戦いが予想される。

 プロアマクラスは、2023年のプロアマクラスチャンピオンの#10 MOTOKI 、2022年のプロアマクラスチャンピオンの#98 IKARI、2017年にジェントルマンドライバーとして初めてシリーズチャンピオンに輝いた#9 武井真司に加え、ベテランドライバーで優勝経験のある#77 浜崎大が参戦。まさに、実力伯仲のベテランによる高レベルのバトルが予想される。そしてアマクラスは同クラスのタイトル獲得経験者2名を含む6台が開幕戦に参戦予定で、混戦が予想される。

 PCCJ第1戦鈴鹿⼤会のスケジュールは、公式練習が4⽉5⽇(金)13時〜13時45分、予選が4⽉6⽇(土)10時20分〜10時50分、決勝レースは4月7⽇(日)11時5分スタート(10周もしくは30分間)予定となっている。


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