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国内レース他 ニュース

投稿日: 2017.06.21 15:45
更新日: 2017.06.21 15:47

ENDLESS SPORTS ST-X/ST-4クラス 2017スーパー耐久第3戦鈴鹿 レースレポート

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国内レース他 | ENDLESS SPORTS ST-X/ST-4クラス 2017スーパー耐久第3戦鈴鹿 レースレポート

 鈴鹿ラウンドのレース時間は4時間(240分)で、ドライバー交代をするピットストップが2回以上。走行時間はジェントルマンドライバー(YUKE TANIGUCHI)が48分以上。プラチナドライバー(山内英輝)は96分以内と決められている。今回は序盤にトップグループに食らいついていき、マージンを稼ぎだせれば、十分にチャンスあり。2番手でステアリングを握るYUKE TANIGUCHIは、これまでに比べると長い時間を走らないといけない。それならYUKE TANIGUCHIが走りやすいセットでいく。

 いずれにしても、今回の鈴鹿ラウンドでは勝ちにこだわった作戦に徹した。

ENDLESS ADVAN GT-R
ENDLESS ADVAN GT-R

 迎えた決勝レース。12時30分過ぎ、SC(セーフティカー)に誘導されてローリングが始まる。開幕のもてぎに続き、SUGOラウンドでも、スタート直後にラインを塞がれ、スタート奪取できなかった。今回こそは……。しかし、前をいくGT-Rに激しくラインを塞がれ、今回もまた会心のスタートを切ることはできなかった。それでも熱くならず冷静にチャンスをうかがう山内。

 オープニングラップで3番手スタートしていたポルシェをパスして4番手で追走。5ラップ過ぎには、ラップ遅れのマシンが出始め、コーナーで引っかかるといっきに3秒近くラップタイムが落ちるが、逆にタイミングいいといっきに3番手のマシンに急接近するという走りが続いた。

 19ラップ目、時間にしてスタートから40分が過ぎようかと言う時だった。シケイン手前で走行中のメルセデスからタイヤが外れてしまう。マシンがクラッシュすることはなかったが、外れたタイヤがコース上に……。このタイヤを回収するためにSCが入る。

 このタイミングで当チームは1回目のピットストップを行う。タイヤ交換、ガス給油したGT-Rは、YUKE TANIGUCHIのドライブでコースに戻る。これでポジション的には6番手にまで下がるが、トップのマシンはピットストップしていない。こことの差が60秒、5番手のマシンとは約6秒。

ENDLESS ADVAN GT-R
ENDLESS ADVAN GT-R

 YUKE TANIGUCHI はSCがコントロールしているうちにタイヤをしっかりと暖め、追撃態勢を整えていたため、レース再開すると速いラップタイムで追い上げに入る。35ラップ過ぎ、トップにいた1号車がピットストップ。これで5番手に浮上。

 さらに38ラップ目すぎから上位に付けていたマシンがピットに滑り込んでくる。当チームも43ラップ目にピットストップ。YUKE TANIGUCHIから元嶋に乗り換わる。燃費的にこのままチェッカーを迎えることはできないが、義務化されたピットストップは消化したことになる。

 この時点でのポジションは5番手だが、すぐに4番手に浮上。ギリギリまでピットストップを遅らせていたフェラーリも55ラップ過ぎにピットストップ。さらに最大のライバルである1号車がトラブルで緊急のピットストップ。30分近くのピットストップを要し、上位からは脱落。

ENDLESS ADVAN GT-R
ENDLESS ADVAN GT-R

 2番手に浮上した元嶋は、トップで逃げる99号車のGT-Rを追う。その差は約2秒。なんとか追撃退制を整えていきたいのだが、99号車とはウエイトハンディで30㎏の差があり、この差が効いてきているのか、8秒近くにまで広げられてしまった。78ラップ目、給油、タイヤ交換のために当チームを含めた3台が同時にピットストップ。観客をおおいに沸かせるシーンとなった。

 7秒近く遅れて入ってきた当チームだったが、トップでコースに送り出すことに成功した。逃げる元嶋。しかし、元々のマシンのセットアップは、元嶋がここまで長く走らす予定ではいなかったので、元嶋中心のセットではなかった。

 その中、必死になってトップのポジションを死守するが、81ラップ目に明け渡すことになってしまう。遅いマシンに引っかかるなどすると、一気につまり、捕らえられるかにも見えたが、ウエイトハンディがジワジワと効き、逆にその差は広がってしまった。

 結局、元嶋の必死の追い上げも実らず、またしても2位でのチェッカーとなってしまった。ただ、ランキングの方は連勝していた1号車が7位に沈んだため、1ポイント差ながら、当チームがトップに躍り出ることに成功した。

 次回は1号車と同じ60㎏のウエイトハンディを課せられてのレース。アップダウンのきついオートポリスだけに苦戦を強いられるのは必死。しかし、シリーズ戦の大きな山場となる富士ラウンドに向けて弾みを付けておきたい。

 九州ラウンド、これまでにない白熱したバトルをお見せできれば……と、熱い気持ちでチームが一丸となって乗り込むので声援宜しくお願い致します。


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