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投稿日: 2017.10.03 11:00
更新日: 2017.10.03 17:34

86/BRZ第8戦:谷口信輝が2年ぶりに優勝。ヨコハマ勢の速さ爆発でトップ4独占

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国内レース他 | 86/BRZ第8戦:谷口信輝が2年ぶりに優勝。ヨコハマ勢の速さ爆発でトップ4独占

 GAZOO Racing 86/BRZレースの第8戦がスポーツランドSUGOを舞台に、9月30日~10月1日に開催され、プロフェッショナルシリーズでは谷口信輝(KTMS 86)がひさびさの優勝を飾り、ニュータイヤを導入したヨコハマ勢はトップ4を独占。クラブマンシリーズでは橋本洋平(カーウォッチBS86 REVO)が今季初優勝を挙げている。

 シリーズ第8戦が行われたSUGOのパドックにおける最大の話題は、「ヨコハマのニュータイヤがすごい」ことだった。久しくブリヂストン勢の天下が続き、今シーズンの途中からダンロップ、グッドイヤーもニュースペックのタイヤを投入。その結果、ダンロップ勢は前回の富士で服部尚貴(OTG DL 86)が、そして平中克幸(GY RACING 86)がその前の十勝2連戦を制覇し、ブリヂストン勢でポイントリーダーでもある佐々木雅弘(小倉クラッチREVO 86BS)にも迫る勢いを見せてきた。

 その一方で、頑なにヨコハマで戦い続けてきた谷口信輝(KTMS 86)や織戸学(サミー☆K-one☆MAX86)は、入賞さえ許されずに煮え湯を飲まされていた。ところが、ヨコハマのニュータイヤ「ADVAN A08B」の装着が許されると、このふたりが大復活! 金曜日に行われた専有走行では谷口がトップで、これに織戸が続いたばかりか、ヨコハマにスイッチしたランキング2位の近藤翼(神奈川トヨタ☆DTEC86R)も3番手に。確かにパドックがざわめくはずだ。予選になると、ヨコハマ勢の勢いにさらに拍車がかかる。

 セッションの前半はブリヂストン勢の阪口良平(大阪トヨタ86レーシングBS)が、1分39秒688でトップにつけるが、ヨコハマ勢は後半からのアタックに。すると谷口、近藤、青木孝行(ケーエムエス フェニックス86)の順で阪口を超え、5番手にもひさびさの登場となる、山下健太(CTP86マルカツレーシング)が続くことに。特に谷口のタイムは群を抜いており、1分38秒983はレコードタイムをも更新。ただ、織戸だけは「ミスった。気負いすぎ」と9番手に甘んじる。

「今回はヨコハマの新しいタイヤのデビュー戦なので、いい結果を出さないといけないじゃないですか? ポールが獲れたばかりか、昨日まで僕ら夢物語で『俺だけ8秒台に入れたい』って言っていたんですよ。そしたら本当に入って自分でもびっくり(笑)。良平のタイムは抜きたいと頑張って、ストレートに戻ってきたときに電光掲示板を見たら『82』ってパーンと来て。でも、俺の後ろに翼がいるから、1コーナー曲がりながら『抜かないで、抜かないで』って思って、もう1周回ってきて確認したら、『俺、一番だ~』って、ようやく喜びが。ヨコハマさんが新しいのを出してくれて、本当に嬉しいし、これを結果がで恩返ししたいと思います」と谷口。

 一方、4番手の阪口は「僕のなかでは、クラスポールって呼んでいます」と苦笑いするのみ。

 クラブマンシリーズの予選では、神谷裕幸(N中部ミッドレス スノコ86)が今季4回目のポールポジションを獲得。「SUGOはまったく初めてで、走り始めたのも金曜日の朝から。予選も練習のつもりで走って、変に力が入っていなかったのが良かったのかも。次の鈴鹿では絶対に勝ちたいので、ここでは気負い過ぎずに行きたいと思います」と神谷。2番手には手塚祐弥(栃木スバルBS BRZ P.MU)がつけ、3番手は松井宏太(ネッツ青森アップルRC86YH)で、4番手は橋本洋平(カーウォッチBS86 REVO)。

 なお、ランキング2位の小野田貴俊(ネッツ東埼玉ワコーズED86)は、マシン不調で9番手に留まり、同3位の菱井將文(CUSCO BS 86)は全日本ジムカーナ選手権と同日開催のため、欠場となっている。


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