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国内レース他 ニュース

投稿日: 2018.07.04 13:39
更新日: 2018.07.04 13:40

全日本カートOKシリーズ 2018年第5戦/第6戦茂原 レースレポート

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国内レース他 | 全日本カートOKシリーズ 2018年第5戦/第6戦茂原 レースレポート

2018 オートバックス 全日本カート選手権OKシリーズ 第5戦/第6戦

開催場所:茂原ツインサーキット東コース
開催日:2018年6月30日~7月1日

コース:茂原ツインサーキット東コース
天候:晴れ
路面状況:ドライ
参加台数:25台

 2018年オートバックス全日本カート選手権OKシリーズ第5戦・第6戦が6月30日~7月1日に千葉県の茂原ツインサーキット東コースで開催された。全日本開催コースの中では、もっとも高低差があるともいわれる茂原東コース。さらに、例年猛暑となるため、ドライバーにとっては非常に厳しい条件でのレースとなる。レースウイークが始まる金曜日には、関東甲信越地方の梅雨明け宣言が出され、連日真夏の陽気のなかでのレースとなった。

 今回は、ランキングトップの佐々木大樹(TONYKART/VORTEX/BS)がスーパーGTタイラウンド参戦のため欠場。このチャンスを誰が生かすことになるのかにも注目が集まる。

■第5戦
高橋悠之がOK初優勝を獲得!

 土曜日に2グループに分かれた行われたタイムトライアル。総合トップはBグループで出走した名取鉄平(BirelART/IAME/BS)。前回本庄大会の第4戦で優勝を飾り、茂原は事前のタイヤテストでもトップタイムをマークするなど相性のいいコースで、好調さを持続している。
 
 2位には高橋悠之(TONYKART/VORTEX/BS)、3位に宮下源都(TONYKART/VORTEX/BS)とトニーカート勢が続き、4位に名取のチームメイトとなる冨田自然(BirelART/IAME/BS)がつける。ゼッケン1の佐藤蓮(DragoCorse/TM/YH)は総合7位から巻き返しを図る。

 予選ヒート、序盤は2周目にトップに出た高橋と名取が集団を引っ張りながらリードを広げていく。やや離れた3番手には宮下、佐藤、山田、野中誠(SWF/IAME/BS)と続く。

 3番手以下を引き離したトップ2だったが、11周目のS字で名取がスピン。再スタートできずリタイアとなる。さらに13周目には2番手に上がった宮下もマシントラブルでピットへと戻りリタイア。
 
 これでトップは高橋の単独走行、2番手に佐藤、野中の順となる。トップ3はそのままの順位のままチェッカーを迎え、高橋が決勝のPPを獲得した。

#8 高橋悠之
#8 高橋悠之

 日曜日の朝に行われた決勝ヒート。気温も上昇するなか、28周の長丁場でドライバーは体力を要求されるタフなレースだ。

 ポールスタートの高橋はスタートをうまく決めると、「序盤から引き離そうと思っていた」という作戦通りにプッシュし、2番手の佐藤を引き離していく。さらに佐藤が序盤にマシントラブルにより姿を消すと、高橋はセーフティマージンを確立。それでも手を緩めることなく、ハイペースでの周回を重ねていく。
 
 2番手には野中がつけるが、後方から追いあげた名取が接近すると、11周目には逆転。2番手に上がった名取は野中を突き放し高橋を追うものの、すでにその差は3秒以上と大きく、また高橋と名取はイーブンペースのため、差は縮まらない。

 レースは終始独走でトップを守った高橋がOK2年目で初優勝を獲得。2位に名取、3位に野中が入るも野中はレース中の追突でフェアリングがずれペナルティにより降格。繰り上がりで山田が表彰台に上がった。

高橋悠之/優勝ドライバーのコメント

「これまで茂原では2位や3位はありましたが勝ったことはありませんでしたので、優勝できてうれしいです。練習の時点から調子が良かったので自信がありました。午後のレースにもいい手ごたえを感じているので、十分に身体を休めて臨みたいと思います」


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