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国内レース他 ニュース

投稿日: 2018.10.18 15:38

三浦愛 2018全日本F3選手権第8ラウンド富士 レースレポート

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国内レース他 | 三浦愛 2018全日本F3選手権第8ラウンド富士 レースレポート

2018年10月13日(土) 曇り
全日本F3選手権第18戦
富士スピードウェイ/4.563km
参加台数14台

#3 三浦愛 決勝結果7位/33分42秒879

 午後になっても曇り空に変化はなく、予選時から若干気温が下がった午後3時25分、第18戦の決勝が開始された。1コーナーまでの距離が長い富士では予想通りスタートから激しいポジション争いが繰り広げられ、1コーナー先では複数台が接触。波乱の幕開けとなった。
 
 ここで上位の1台が戦列を離れさらに3台が大きく後退と順位が大きく動いたなか、大躍進を果たしたのが三浦選手だった。得意のスタートダッシュを決めた後うまく混乱をすり抜け、1コーナーまでに2つポジションを上げた三浦選手はその後のペースも良く、オープニングラップを4位で通過。今季2度目の入賞はおろか過去最高位、はたまた表彰台の可能性さえ見せる。
 
 だがそれもつかの間、上位勢とその後も好バトルを展開していくも2周目に5位、11周目には6位へと後退することに。1秒ほどの差があったとしてもホームストレートでスリップにつかれると防御が難しい、富士ならではの展開に屈することになる。それでもまだ入賞の可能性は残っていた。ここから三浦選手は粘りを見せる。そして6位後退以降は終盤まで後続を近づかせることなく19周をクリア、入賞まであと2周となった。
 
 ところがここでオープニングラップで大きく後退していた、今季圧倒的な速さを見せるトムス勢の1台が急接近。ホームストレートでスリップに入られると、その先の1コーナーでついに7位へと後退することに。あと一歩というところで三浦選手は今季2度目の入賞を逃すこととなった。
 

■三浦愛選手コメント

「オープニングラップではうまく順位を上げていくことができましたが、その後はちょっとずつ周りよりもペースが悪く、さらに富士では1秒くらいの差があってもストレートでスリップに入られると太刀打ちできず順位を落としてしまいました」

「接近戦になった周回は走りが乱れて特にペースが落ちていたので、後ろをあまり気にせずに自分のペースで走れていたら最後まで6位を守れたかもしれなかった。せっかくスタートから良い流れだったのに残念です」

「明日は今季最後のレースになりますが、雨の可能性もあるし状況は分からないので、とにかくベストを尽くすことだけを考え悔いのないシーズンフィナーレにしたいと思います」

2018年10月14日(日) 雨
全日本F3選手権第19戦
富士スピードウェイ/4.563km
参加台数14台

#3 三浦愛 決勝結果8位/27分47秒121

 悪天候に見舞われることが多かった今季を象徴するかのように、最終戦を迎えたこの日の富士は朝から雨。小降りではあったものの、午前9時5分からのレースはレインコンディションの下で行われた。レインコンディションとあり、前日のレースよりもさらにスタートから1コーナー間での混乱が予想された。
 
 そんななか三浦選手はいつもの好ダッシュとはいかずやや出遅れるも、その後うまく混乱をすり抜け10番手をキープ。その先の13コーナーでは接触しコース上にストップしてしまった2台と出くわすが、巻き込まれることなく2台をパスし8位でオープニングラップを通過する。レースは2周目から落ち着き、ここから三浦選手は今季の集大成の走りとすべくプッシュし始めた。
 
 だが周回を追う毎に路面の水の量は減ってくると予想し溝が浅いユーズドのレインタイヤ、およびドライよりのセッティングで勝負に出ていた三浦選手に路面コンディションは味方してくれなかった。水の量はなかなか減らないばかりか、後半はふたたび雨が強くなる。タイヤもセットも路面に合わず、マシンコントロールは極めて難しい状況となった。
 
 そんななかでもミスを喫することなく渾身の走りを見せた三浦選手だったが、1周あたりコンマ2~3秒ずつ足りずジワジワと前との差は開いていった。一方で後続は徐々に引き離すことになり、中盤以降は単独走行に。そのまま三浦選手は今季最後のレースを8位でフィニッシュした。


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