レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

国内レース他 ニュース

投稿日: 2023.07.08 20:23
更新日: 2023.07.08 20:27

DENSO RC Fが2年ぶりにポール。初優勝への期待と「正しい実力」を引き出したブリヂストンタイヤ

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


国内レース他 | DENSO RC Fが2年ぶりにポール。初優勝への期待と「正しい実力」を引き出したブリヂストンタイヤ

 スポーツランドSUGOで始まったENEOSスーパー耐久シリーズ2023 Supported by BRIDGESTONE第3戦『SUGOスーパー耐久3時間レース』。雨がパラつくなかで行われた公式予選では、31号車DENSO LEXUS RC F GT3(永井宏明/小高一斗/嵯峨宏紀)が2年ぶりにST-Xクラスのポールポジションを獲得した。

 今シーズンは当初ハンコックタイヤが全チームにワンメイクタイヤを供給する予定だったが、韓国にある同社の工場が火災に見舞われ、タイヤ供給の目処が立たなくなってしまった。そこで急きょ第2戦富士24時間からスリックタイヤに関してはブリヂストンが供給を開始し、今大会以降はウエットタイヤも含めて全チームがブリヂストンのタイヤを使用することになる。

 この “タイヤメーカーの変更”が、31号車にとって予選で高いパフォーマンスを引き出せた鍵となったようだ。

「本当の実力でポールポジションを獲れたことは初めてのような気がします」と語るのは、31号車を走らせるaprの金曽裕人監督。

 31号車としては2年前となる2021年第2戦SUGOでクラスポールポジションを経験している。しかし、そのときは目まぐるしく変わる天候や自分たちが持っていたウエットタイヤの状況などが味方しての結果でもあった。今回はウエイトハンデの差などもあったかもしれないが、ほぼドライコンディションで行われた公式予選でトップを獲得することができたということは、大きな自信となったようだ。

 Aドライバー予選を務めた永井は今季からレクサスRC F GT3でスーパー耐久を走行しており「今年はRC Fに乗り換えて苦労していました。昨日もクルマをセットアップできなかったのですけど、嵯峨選手と小高選手と3人でセットアップを考え、最後に良くなりました。本当に良い方向に流れがきていると思うので、このままの勢いでいきたいですね」と、予選をトップタイムで終えて笑顔をみせていた。

 Bドライバー予選を担当した小高も「予選中に雨が降ってきて、ウエットタイヤ交換についてチームとやり取りをしていました。ただ、タイヤも温まりつつあったタイミングでしたし、雨がこれ以上降らないのであれば『そのまま行こう』となりました。結果的にBドライバー予選トップとはならなかったのですけど、永井選手の貯金を使ってポールポジションを獲ることができました」と胸をなで下ろしていた。

2023スーパー耐久第3戦SUGO ブリヂストンタイヤを装着するDENSO LEXUS RC F GT32023スーパー耐久第3戦SUGO ブリヂストンタイヤを装着するDENSO LEXUS RC F GT3
2023スーパー耐久第3戦SUGO ブリヂストンタイヤを装着するDENSO LEXUS RC F GT3

■次のページへ:ライバルを上回ることができたブリヂストンタイヤの経験


関連のニュース