●10人のニューフェイス
若手ドライバーにF1マシンでの走行機会を与えるため、シーズンの中で金曜のフリー走行にふたりのルーキードライバーを起用する規則に則るためFP1では10人のニューフェイスが登場した。
その中で最速タイムを記録したのはアストンマーティンのフェリペ・ドルゴヴィッチで、若手2番手はフェラーリのロバート・シュワルツマンで8番手。ドルゴヴィッチが頭ひとつ抜けている印象だ。
●素晴らしいスポーツマンシップ
FP2ではフェラーリのカルロス・サインツがスピンし高速でバリアにクラッシュ。そこを通過したドライバーたちはサインツの安否を確認、ライバルであり仲間を敬う現代F1の素晴らしさが垣間見えるシーンだ。
その後ハースのニコ・ヒュルケンベルグもクラッシュしてしまい立て続けに赤旗が掲示、各チームは我先にとピットレーンに並ぶ。
痺れを切らしたフェルスタッペンは狭いピットロードなどお構いなしに前をいくマシンを強引に抜きながらコースへ向かう。ルール上可能とはいえ賛否両論が生まれかねない。
If you no longer go for a gap that exists… ?
Max Verstappen was very keen to get out on track after our second red flag in FP2 ?pic.twitter.com/XicfiLKLBW
●立ちはだかるライバル
F2も今季最終戦を迎えており、FP1での走行がいい影響をもたらしたか、ビルトゥジ・レーシンングのアルピーヌ育成ジャック・ドゥーハンがポール・ポジションを獲得。
途中までトップタイムを記録していた岩佐ではあったが、ドライバーズタイトルの道は途絶えることに。しかし昨季のフィーチャーレースウイナーとして優勝を目指し全力でひた走る。