レッドブル・レーシングは、搭載するルノーF1パワーユニットの本格的なアップグレードは6月のカナダGPになる予定であると明かした。開幕戦で目立ったパフォーマンスを発揮できなかったレッドブルは、パワーユニットとシャシーの両方を大きく改善する必要があると認めている。
F1新テクニカルレギュレーションの下、チャンピオンであるメルセデスの最大のライバルとなるのはレッドブルであろうと予想する者が多かったが、レッドブルはプレシーズンテストでは精彩を欠き、開幕戦オーストラリアではトップ争いに全く絡めずに終わった。
ダニエル・リカルドは予選Q3でクラッシュ、決勝ではトラブルが続き、結局リタイア。マックス・フェルスタッペンは予選ではルイス・ハミルトンのポールポジションタイムから1.297秒差の5位、決勝では優勝したフェラーリのセバスチャン・ベッテルから28.827秒という大差での5位に終わった。
レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、5月のスペインGPでルノーのアップグレードが導入され、1カ月後のカナダGPでさらに大きな改良がなされたバージョンを手にすることができる見込みだと語った。しかしRB13自体も開発を進める必要があると認めている。
「やるべきことは大量にある」とマルコ。
「レースペースについてはポジティブにとらえることができる。だが我々の側にも、ルノーの側にも、やるべきことは多い」
「彼らはモントリオールに最大のアップグレードを持ち込む。比較的小規模なものがバルセロナで導入されるが、モントリオールのアップデートはそれなりのものだ」
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