続いて第2部は、ダニエル・リカルド、キミ・ライコネン、パスカル・ウェーレインの3人が出席。しかし、フロアからの質問はほぼ全てライコネンに集中することとなりました。
不本意な結果に終わっているレースの内容についてだけでなく、来季以降のことやセルジオ・マルキオンネ会長との関係悪化についての報道など、特にイタリアメディアからの質問が投げかけられました。
「ウェブや新聞には馬鹿げた記事がたくさん載っているのは知っている。でも僕は自分で見聞きしたことだけを信じるし、彼(マルキオンネ)と話した限りでは僕らの関係が悪化しているなんて思わない。今、僕の心の第一はいかに良いレースをするかということにある。来年のことは一番じゃない」
とイタリアメディアに対して皮肉たっぷりに否定し、自分の決断を後悔していないかという質問は笑い飛ばして「僕は自分の人生に満足している。自分の人生を変えたいなんて思わないよ」と断言。
クビアトに先の質問をしたロシアメディアから「ヘルシンキにカラオケバーを開店したそうですが?」と聞かれると、苦笑しながら「F1以外のビジネスもしてるけどあんまり話す気はないよ」と言いながらも、カラオケバーをオープンしたことは認めます。
司会者からすかさず「歌うんですか?」と聞かれて「歌えるよ、ヒドいけどね!」と照れ笑い。
その直後、「レースでフラストレーションが溜まったり落ち込んだときはどう対処するのですか?」という質問が飛ぶと、横のリカルドがすかさず「カラオケ!」と茶々を入れるも、ライコネンは完全スルーで「そんなのF1では普通のことだよ」と淡々と回答。
母国レースに緊張するクビアトとは対照的に、ベテランの貫禄を感じさせたのでした。