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F1 ニュース

投稿日: 2017.05.24 12:42
更新日: 2017.05.24 16:42

新人アロンソが2列目グリッドから挑む栄光への500マイル【今宮純のザ・ショウダウン】

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F1 | 新人アロンソが2列目グリッドから挑む栄光への500マイル【今宮純のザ・ショウダウン】

 F1ジャーナリストの今宮純氏が様々な要素を【対決】させていく新企画。第4回はインディ500初挑戦のアロンソを分析する。ルーキーながらインディ500で予選5番手に入ったアロンソ、隣には日本人ドライバーの佐藤琢磨が4番手で入り込み並んでスタートすることに。5/28(日)にはいよいよ『世界3大レース』のひとつであるインディ500の決勝レースが始まる。

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 壁との決闘だった。初めて4周アテンプト(予選アタック)に向かったルーキーのフェルナンド・アロンソは、ポールシッターのスコット・ディクソンに0.5793秒差。アロンソは予選5位、33台グリッドの2列目センターポジションを得た。

 左隣り(イン側)4位には佐藤琢磨、最前列の右前3位には昨年勝者アレクサンダー・ロッシ、アンドレッティのチームメイト3人がそろった。01年ミナルディからF1デビューのアロンソ、02年ジョーダンからの佐藤、F1ほぼ同期のふたりが第101回インディ500を並んでスタートする。

 5月3日、アロンソは異例なアレンジによって“専有走行”から取り組んでいった。88周計測ラップの73周目に最速222.548MPHを記録。ピットストップ練習を含めた110周でルーキー・テストのプログラムをこなした。

 その後はF1スペインGP、日曜夜プライベート・ジェットでインディアナポリスへ飛んだ。時差は6時間、翌15日12時から“新人&復帰ドライバー対象のセッション”が開始、不眠不休スケジュールだ。

 74年まで、モナコGPとインディ500(5月最終月曜日)は開催日程がずれていた。かけもち出場例としては68年のデニス・ハルム(前年F1王者)、大西洋をまたぎモナコで5位、インディで4位に。

 なかでも有名なのは65年にモナコを欠場してインディ500に勝ったジム・クラーク(2度のF1王者)だが、クラークは、63年予選5位/決勝2位、64年にはPP/リタイアと、実は3度目の挑戦であった。偶然にもアロンソは63年初参戦のクラークと同じ予選5位(個人的にその“5位”をターゲットと想定していたらそうなった)。


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